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ゼロの陵辱

5KB  ゼロの使い魔  ルイズ・アンリエッタ

姫様がいた部屋はトリステインの王宮の一室――姫様の寝室とソックリだった。
もちろん偶然じゃないだろう。
姫様を少しでも苦しめるために用意したに違いない。

「祖国を滅ぼした男に抱かれて果てるなど……どこまでワタクシは淫乱なんでしょうね。場末の娼婦でも、ワタクシほど淫乱ではないでしょう」
「……魔法薬(ポーション)のせいです。わ、わたしも……サイトの前で……」

思い出すと涙が浮かんでくる。
サイトの目の前で処女を奪われる私。
私が激痛で泣き叫んでるのを無視して――まるで気づいてないような態度だった――単調に犯し続けるジョゼフ。
ボロボロの身体に鞭打って何とか、私を助けようと足がくサイト。
無表情に私たちを見ながら、ときどきサイトを蹴飛ばすシェフィールド。
まるで悪夢。
それが一変したのは、ジョゼフが私の中で射精した後だった。

「あ、あの魔法薬は……異常です。あんなモノを使われれば、誰でも狂ってしまいます……」

なかば失神していた私は、魔法薬を飲まされた数分後に狂った。
身体の奥底から湧き上がる快感に、私の理性はあっけなく崩壊。
発情した動物のようにジョゼフのモノを欲しがり、ジョゼフのモノを懇願して口にした。
サイトが泣きながら制止する声を遠くに聞きながらフェラチオ――その時はその名称を知らなかった――を続けた。
ジョゼフのモノが大きくなると、自分からジョゼフにまたがり、ソレの上に腰を下ろした。
……わたしの記憶があるのは、そこまで。

「だ、大丈夫だ、ルイズ。泣くな。泣くなって! お前は汚れてなんか、ない。犬に噛まれたと思って忘れちまえ」

魔法薬の効果が切れ、ジョゼフとシェフィールドが牢屋から立ち去った後。
泣きじゃくる私を、サイトはギュッと抱きしめてくれた。
……抱きしめてくれたけど、その顔は強張っていて、声も震えていた。
1時間くらい泣きつづけて少しだけ冷静になった私は、そのことに気づいた。
気づいて、ものすごい恐怖感に襲われた。
……わたし、どんな顔でジョゼフに抱かれたの?
サイトはそれを見て、どう思ったの?

「……ね、ねえ、サイト。わたし……ジョゼフに抱かれてるとき、どうだった? 少しも覚えてないの……教えて」
「………………オレも、覚えてない。ショックが、お、大きすぎて……」
「……そう。ごめんなさい。変なこと聞いて」

……嘘が下手なんだから。
そんな顔して『覚えてない』なんて言っても説得力ないわよ。
覚えてるんでしょう?
それを――ジョゼフに抱かれている私を見て『大きすぎるショック』を受けたのよね?
……そう聞く勇気は私には無かった。
さっきの質問だって勇気を振り絞って、何とか質問したんだから。

「ルイズ……!? どっどういう事ですか!?  ワタクシがおとなしく従えば、ルイズたちには何もしないと約束したではありませんか!」

昨日――わたしが初めてジョゼフに犯されてから数週間後。
わたしはシェフィールドに、姫様がジョゼフに犯されている所に連れていかれた。
純潔を奪われた直後なのか、姫様は激痛に苦悶していた。
だけど私が犬のように裸で四つんばいになっているのを見ると、たちまちジョゼフに食ってかかった。
私たちを守るのと引き替えに、ジョゼフに抱かれる決意をしたらしい。

「そんな約束を守るワケがないだろう? つくづく考えが甘いな。これでも飲んで、少しは大人になれ」
「なっ何ですか、それは……」
「やめてぇえぇえっ! それはダメッ! ダメです姫様それは……あぐぅっ!?」

姫様が魔法薬を飲まされるのを見た私は、自分の置かれている状況も忘れて立ち上がり、シェフィールドに思いっきり腹を蹴られた。
シェフィールドは何度も私の腹を蹴り上げ、わたしが朝食を全て嘔吐すると、ようやく蹴るのを止めた。
……その後は思い出したくない。
思い出したくないけど、ときどき夢に出てくる。
それくらい衝撃的な光景だった。

「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ! ルイズ……みっ見ないでぇっ! ワタクシ、たまらないのぉっ! お゛お゛っ! う゛ぅあぁうっ……!」
「犬みたいに舌を突き出して、よだれ撒き散らしながらイキまくって……見てられないわね。アレが女王? 滅びるはずだわ、トリステイン。アレじゃあ牝犬……いえ、牝豚ね。そう思わない?」

軽蔑に満ち満ちた表情ではき捨てるシェフィールドの言葉に、わたしは首を縦に振った。
うなずかないと酷い目にあわされる……そう思ったからじゃない。
ジョゼフに抱かれる姫様が牝犬……いや、牝豚と形容するのが正確に思えるほどの狂態を見せていたから。
……わたしも、あんな顔してたの?
あんな風に乱れてたの?
それをサイトに見られてたの?

「あの魔法薬は人間なら誰もが持っている淫らな部分を数倍、数十倍に増幅するそうです。誰でも色情狂になるのが当然と言ってました」
「……誰が、ですか……? それは……。誰に……聞いたのですか……?」
「へ、兵士に、です。ガリアの兵士が……その……教えてくれて……」

……正確には私を犯した兵士たちに。
魔法薬を無理やり私に飲ませた後、兵士達のリーダーらしい男が、聞いてもいないのに説明しはじめた。
魔法薬の作り方。
作った人間の名前。
実験台になった人の名前。

「……解毒剤みたいなものは」
「ないわよ、そんなの」
「シェフィールド!? 何しに来たの……ってサイト! どうしたの!?」

いきなり会話に割り込んできたシェフィールドの方を見ると、その隣のサイトが異常な様子だった。
裸で四つんばいで首輪をつけているのは、数日前に会った時と同じ。
首輪から伸びた縄をシェフィールドが持っているのも同じ。
違うのはサイトの瞳。
まるで親の敵を見つけたかのように、恐ろしく血走っている。

「騒ぐな。お前たちに飲ませた魔法薬があっただろう。アレを飲ませただけだ」
「なっ……!? シェフィールド、アンタ……ッ!」
「誤解しないで。私が無理やり飲ませたんじゃないわ。『ルイズや姫様に飲ませるくらいならオレが……!』とか言って、自分で勝手に飲んじゃったのよ」

シェフィールドは憂鬱そうに吐息をはいたけど、その目は明らかに笑っている。
……私たちの名前を出して、サイトに飲ませたんだわ。
何て卑怯なの……!

「私が相手しても構わないんだけど、1人で相手するのは大変そうだからね。アンタたちに協力してもらおうと思って」

シェフィールドは笑いながら小瓶を2つ投げた。
受け取って中を見てみると魔法薬……じゃなかった。
例の魔法薬は青色で独特の匂いがするけど、これは無色透明で匂いが全然ない。
……ただの水じゃない、これ?
どういうこと?

「ワタクシたちにサイト殿に抱かれろと、おっしゃるのね。わかりました」
「え? ひ、姫様? どういう事ですか?」

わけが分からず質問する私に答えず、姫様は瓶の中の液体を口にした。
……これを飲めば、わかるのかしら?
とりあえず飲んでみる。
……やっぱり水よね……ただの水としか思えない。
姫様に再び聞いてみると、意外そうな顔になった。

「ワタクシの受け取った瓶の中は、あの魔法薬だったわ。ルイズは違ったの?」
「ただの水でした。間違えたの?」
「魔法薬と水を間違えるワケないじゃない。アンタたちと私を一緒にしないで」

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