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神聖ローラ王国  10くらい

8KB

マルコ……男 17 魔術師
シオン……男 17 剣士
ハンス……男 10? 魔族
ミーナ……女 38 神聖ローラ王国の王
ダミアン……男 22 ミーナの息子 第一王子
カリーヌ……女 21 マルコの姉
コレット……女 14 シオンの妹
ペリーヌ……女 15 ミーナの娘 第一王女
ミレーヌ……男 14 ミーナの息子 第二王子
レオナール……男 25 ダミアンの側近
サーニャ……女 13 ミーナ娘 第二王女 マルコの恋人
ステファーヌ……男 ? レオナールの部下
ゾエ……同上
デジレ……同上
ドニ……同上
バルバラ……女 25? 魔族
ビクトル……男 28 マルコの師匠
ブレーズ……男 47 シオンの師匠
マリユス……男 65 フビライ帝国の皇帝
メラニー……男 17 シオン・マルコの友人
ラシェル……男 19 マルコ・マルコの友人 マルコが好き
ルイゾン……男 43 大臣
ロロット……女 22 ルイゾンの娘
テンタクルス……女 15? 魔族



「あっけないわねぇ。こんなに簡単に引っかかるなんて……拍子抜けしちゃったわぁ」
「はっ離せっ! 離せぇっ!」
「あんっ。何するのよぉ。そんな事する悪い子には……こうよぉ♪」
「~~~~~~!?」

唇を奪われるとミレーヌは、驚愕に目を見開いた。
キスだけで、ここまで驚くなんて♪
間違いなくファーストキス。
無垢な少年を自分の色に染める……本当に素晴らしい快感ねぇ♪
思い出したように暴れはじめるミレーヌ。
だけど舌を絡め唾液を飲ませると、少しずつ抵抗が弱まっていく。
小柄な身体が何度も痙攣する。

「ぁ……あ゛っ! ひぃっ……い゛っっ……ん゛っ……!」

股間をゆっくり撫でまわすと、強烈な衝撃に襲われたように、ミレーヌはか細い悲鳴を上げた。
布越しでもハッキリわかる。
ペニスが硬く大きくなっている。
もう大丈夫と判断して腕から力を抜く。
逃げようと思えば逃げられる状況だけど、ミレーヌは全然そんな気配を見せない。
下半身で湧き起こる快感に、完全に翻弄されている。
……つまらないわねぇ。
こんなに歯ごたえが無いとは思わなかったわぁ。
兄や姉を飛びこえて王に指名されたって言うから、どんなに立派な男の子かと期待に胸をふくらませていたのに……期待はずれ

だわぁ。
……そうだわぁ♪

『何だ!? 今いいところなんだ! 邪魔するな!』

念話でダミアンに話しかけると、いきなり怒鳴られた。
いつもの事だけど尊大な態度にカチンと来る。
我慢して用件を伝えると簡単に賛成した。

「今から面白いものを見せてあげるわぁ……♪」
「な、なに……? 何を……ぅ……ん゛っ! あ゛っ!」

高級そうな服に包まれた薄い胸板を撫でるとミレーヌは、まるで女の子みたいに可愛く鳴いた。
乳首も感じるなんて、王や王子より男娼が似合うわねぇ♪
途切れ途切れにもらす嬌声は、込み上げてくる快感に染まり、高くかすれている。
胸と一緒にペニスを布越しに責める。

「……あ゛っう゛っ……あ゛ぁ……や……やめろっ……! やめ――……ひうっ!」

愛撫の合間に瞳に理性が甦るけれど、次の愛撫で簡単に消えうせる。
わたしが指を動かすたびに小柄で華奢なミレーヌの身体は、ガクガクと敏感な反応を見せて跳ねた。
私の唾液には媚薬効果があるけれど、それにしても感じすぎ。
かなり被虐体質みたいねぇ♪
カワイイし若いし、奴隷商人に見せたら、泣いて喜びそうねぇ♪

「いい加減きゅうくつそうねぇ。脱がせてあげるわぁ♪」
「やっやめろっ! やめてくれぇっ! あ゛あ゛っ……!」

布地が破れそうなほどペニスが勃起していて少し脱がせにくい。
ミレーヌは泣きそうな顔で懇願するだけで抵抗しなかった。
その瞳はこれから与えられる快感への期待と不安で揺れている。
下着を脱がせると勃起しきったペニスが出てきた。
女の子みたいな容姿の割には、なかなか立派なペニス。
すでに溢れ出た精液で、先端は濡れ光っていた。

「初々しいオチンチンねぇ♪ きれいなピンク色……セックスどころかオナニーも経験してないって感じねぇ♪」

ペニスを凝視しながら耳元でささやくとミレーヌは、耳まで真っ赤にしながら顔を横に何度も振った。
見られるのが恥ずかしくて仕方ないらしい。
たまらなく恥ずかしいのに隠さないのは……まあ、そういう事でしょうねぇ♪

「カワイイかわいいアナタに、人外の快楽を与えてあげるわぁ♪ 何もかも忘れて愉しみなさい……そうすれば永遠に飼ってあげるわぁ♪」

ささやきながら、今にも弾けてしまいそうなペニスを指でなぞる。
人差し指だけで先端から根元まで、何度も往復する。
それだけでミレーヌは引きつった声を上げ、身体をビクビクと震わせる。
布越しとは段違いの快感に襲われているみたい。
軽く握ってしごいただけで射精しそうねぇ。
この子が射精するところを見てみたいけれど『ゲスト』が来た後に射精させた方が面白いわねぇ……♪

「あ゛ん゛っ……! ぇ……な……なんで……?」
「どうしたのぉ? そんな顔しちゃってぇ……もしかして射精したかったのぉ? 状況わかってるぅ?」
「ぐっ……あ゛っ! やっ……やめっ……ひぃっ……!」

からかうとミレーヌは、全身に力をこめて快感を耐えようとする。
だけど少しペニスに触れただけで、面白いように反応する。
ペニスから指を離すと、物足りなさそうに腰をカクカクと揺らした。
本当に面白いオモチャねぇ……♪
シオンみたいに強気な方がタイプだけど、これはこれで魅力的ねぇ♪

「無様だなミレーヌ」
「えっ……? ~~~~~~!?」

唐突にかけられた声の方を向いたミレーヌは、ダミアンとサーニャの姿を認めた瞬間、声にならない声で叫んだ。
ダミアンはそんな弟を、獲物を観察するような目で見ている。
サーニャはそんな兄を、同情と落胆が混ざったような表情で見ていた。
2人とも盛装していたけれど、ダミアンが手の中のモノをいじると、サーニャが膝をついた。

「……や……やめて……くださ、い……! 止めて……おねが……ん゛あ゛あ゛っ! ん゛っ! ん゛っん゛あ゛っ……!」

サーニャは自分の身体を抱きしめながら、ダミアンに許しをこう。
アソコに入れられた張型が振動しているのだろう。

「あっ兄上……! サーニャに何を……サーニャには、何もしないと約束――……ひぃっ!? やっ……やめ……やめろっ……! あ゛あ゛あ゛っ……で……っ! ~~~~~~!」

ビュルビュルビュル……!

「お前らとの約束など、守るワケがないだろうが! 永遠に魔族に飼われていろ! クズが!」

ダミアンの怒声が部屋中に響くけれど、茫然自失のミレーヌには聞こえていない。
怒鳴っても無反応のミレーヌに業を煮やしたダミアンは、悶えるサーニャに目を向ける。
天使のように可憐なサーニャが望まぬ快感に苦しむ姿は、絵にして飾っておきたくなるくらい素晴らしい。
わたしは眼福と思って見ているけれど、ダミアンはそんなこと、全く考えているように見えない。
……ほんと脳みそまで筋肉でできてるんじゃないかしらぁ?

「サーニャ。ミレーヌに抱かれろ」
「………………え?」

……なかなか面白いこと考えるわねぇ。
いきなりの無茶ぶりに当然サーニャは激しい拒絶反応を示すけれど、ダミアンがミーナの安全を持ち出すと屈服した。
どうしても母親だけは守りたいらしい。
……自分たちが酷い目にあっているのに、母親だけ無事だと何で信じられるのかしらぁ?
ダミアンが信頼できないのは明らかでしょうに。
どんな思考回路なのか1回、見てみたいわねぇ。

「おいバルバラ。ミレーヌを連れてこい」
「ここでヤるんじゃないのぉ?」
「弟の記念すべき初体験だ。こんな殺風景な部屋だとカワイソウだろ?」
「……そうねぇ」

わたしはダミアンの言葉に苦笑いすると、ミレーヌを抱きかかえ、ダミアンたちに付いていく。
延々と階段を降りていって到着したのは、反乱を起こした兵士達のいる牢獄だった。

「こんな場所でヤるのぉ?」
「バルバラ。こいつら全員に淫猥の魔術をかけろ」
「……はぁ?」

乱交させる気なのぉ?
ミレーヌとサーニャをヤらせるんじゃないのぉ?
わたしが怪訝そうな顔で見るとダミアンは、自分の思いつきに酔った様子で話しはじめた。

「もちろんミレーヌにサーニャを抱かせる。抱かせるが、その後こいつらにミレーヌとサーニャを輪姦させる」
「……この人数に輪姦させる気なのぉ?」

確実に……いや、絶対に壊れる。
輪姦する兵士たちは百人以上。
輪姦されるミレーヌとサーニャは、お世辞にも丈夫とは言えない。
淫猥の魔術をかけられれば、相手の体調を心配する理性なんて完全に消し飛ぶし。

「大丈夫だ。人間は意外と壊れない」
「……仕方ないわねぇ……」

壊れそうになったら魔術でサポートする。
そう決めて私は、牢獄の中の兵士達に淫猥の魔術をかけていく。
……こんだけ人数いると少し疲れるわねぇ。

「ぁ……兄上……。サーニャと……す、する……なんて……そんな……」
「何だ。ずっとサーニャを犯すのを想像しながら自慰してたんだろうが。夢をかなえてやる偉大な兄に感謝しろ」
「~~~~~~!?」
「お前の侍女に聞いたぞ。サーニャ以外で自慰した事がないんだってな。お前が近親相姦願望を持っているなんて想像もしなか

ったから、かなり驚いたぞ」

……意外ねぇ。
確かにサーニャは本物の天使みたいな美少女だけど、実の兄であるミレーヌが恋愛感情を持っていたなんて……。
実の兄でもダミアンなら分かるけど、ミレーヌが。
にわかには信じがたい話だけど、ミレーヌの反応を見る限り嘘じゃなさそう。
いきなり恥ずかしすぎる秘密を暴露されたミレーヌは、声も出せずに固まっている。
サーニャは目を白黒させながら、ダミアンとミレーヌを交互に見ている。
実の兄が自分で自慰をしてた、なんて急に言われても困るわよねぇ♪
つい最近まで自慰の経験どころか知識もなかったんだし。

神聖ローラ王国 6

5KB  女体化

マルコ……男 17 魔術師
シオン……男 17 剣士
ハンス……男 10? 魔族
ミーナ……女 38 神聖ローラ王国の王
ダミアン……男 22 ニーナの息子 第一王子
カリーヌ……女 21 マルコの姉
コレット……女 14 シオンの妹
ペリーヌ……女 15 ニーナの娘 第一王女
ミレーヌ……男 14 ニーナの息子 第二王子
レオナール……男 25 ダミアンの側近
サーニャ……女 13 ニーナの娘 第二王女 マルコの恋人
ステファーヌ……男 ? レオナールの部下
ゾエ……同上
デジレ……同上
ドニ……同上
バルバラ……女 25? 魔族
ビクトル……男 28 マルコの師匠
ブレーズ……男 47 シオンの師匠
マリユス……男 65 ファーン帝国の皇帝
メラニー……男 17 シオン・マルコの友人
ラシェル……男 19 マルコ・マルコの友人 マルコが好き
ルイゾン……男 43 大臣
ロロット……女 22 ルイゾンの娘
テンタクルス……女 15? 魔族



「仲間を殺されたくなかったら、おとなしく抱かれろ」

勝ち誇ったような表情で言ったダミアンの言葉を、オレは思いっきり笑ってやった。
どうしても勝てない男を、女に変えて犯す。
抵抗できないよう手足を拘束した上で、人質をちらつかせる。
なんてミジメな男。
『女の腐ったような男』という言葉は、お前のために存在する言葉だ。
そう言うとダミアンは、顔を真っ赤にして、オレの頬を張り飛ばした。

「×▲○■▽!!!」

ダミアンは奇声を上げながら、何度も何度もオレを殴り、蹴りつづける。
オレが縛りつけられたハリツケはそのたびにギシギシと音を立てて揺れ、ついに壊れた。
床に倒れたオレに馬乗りになると、ダミアンはオレの服を乱暴に破りはじめた。
脱がせるくらいなら最初から着せなければ良かったものを。
何が『貴様のために用意した女物の服だ』だ。

「何それぇ? 気持ち悪いぃ……」

ダミアンが裸になると、黙って見ていたバルバラがポツリとつぶやいた。
嫌悪の視線が向いてるのはダミアンの股間。
そこには異様に太く長いモノがぶら下がっていた。
何か仕こんでいるのか、表面に凹凸がある。
ダミアンの相手になった女は一月でダメになる……そんな噂があったな。

「貴様くらい頑丈な男――ではなく女だったな――だったら、これくらい簡単に受け入れられるだろ?」

ダミアンは酷薄な笑みを浮かべながら、自分のモノをローションで濡らす。
そしてオレに覆いかぶさり、中に一気に入ってきた。

「があ゛あ゛っ……!」

腹の中に焼けた棒を突っこまれたような激痛。
こらえようとしても、自然に涙を流してしまう。
ダミアンの背中に思いっきり爪を立ててやっても全く動じない。
狂ったような哄笑を上げながら、オレの中を思う存分、蹂躙する。
意識が遠のきかけるころ、やっと射精して終わった。

「鍛えているだけに最高の締め心地だったな。お前もやるか?」
「そうねぇ……。お言葉に甘えようかしらぁ……」

バルバラと少し言葉をかわすと、ダミアンは部屋から出て行った。
バルバラはオレに近づき膝をついて、血まみれの股間をマジマジと見る。

「酷い有様ねぇ。だけど、まあ、女なら誰でも経験する事ねぇ。アナタと初体験した子も同じくらい苦しかったでしょうしぃ……あらぁ? どうして分かるのかって顔してるわねぇ。それくらい分かるわよぉ。おバカさぁん♪」
「ぅ……あ゛っ! やっ……やめろっ……! あぐぅっ!」

楽しそうに笑いながらバルバラは、指でアソコをいじりまわす。
そのたびに頭まで響くくらいの激痛が走った。

「媚薬や魅了・淫猥の魔法がいらないって言うから、どんなに凄いテクニックを持ってるのかと思ったら、力まかせに犯すだけなんて……とんだ暴力バカに目をつけられたわねぇ? どう? 土下座して頼んだら、わたしの奴隷にしてあげるわよぉ♪」
「……ふ……ふざけるな……! 魔族の奴隷になるぐらいなら……死んだ方がマシだ……!」
「へえぇ……死んだ方がマシ……ねぇ? いいわぁ……本当に死んだ方がマシな目にあわせてあげるぅ……♪」

バルバラは笑みを消すと、右手をオレに向け魔法を放った。
動けないオレが避けられるワケがない。
オレの身体を青い輪が包む。
こ、この魔法は、あの時の……!

「あああああっ! あ゛っ!? あ゛あ゛っあ゛あ゛あ゛っ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~!?」

ビュルビュルビュルビュルビュル……!

「立派な胸にふさわしく、たくさんの母乳が出たわねぇ♪ 知らなかったみたいだけど淫猥の魔法――性欲・性感を高める魔法――は処女と非処女では、効き目が桁違いなのよねぇ♪ それでも耐えられたのは凄いけど、今回はさすがにダメだったみたいねぇ♪」
「あ゛あ゛ぁ……っ! う゛ぅ……お゛お゛――……あ゛っ! やっやめろ……さわるなっ……!」

かすむ視界の中でバルバラが、オレの胸をわしづかみに……そ、そんなこと、されたら……!

「さわったら、どうなるのかしらぁ? どうなるか見てみたいから、さわっちゃうわねぇ♪」
「……や……やめろ……! 殺すぞ……あヒィッ! ふあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ……!」

ビュルビュルビュルビュルビュル……!

振り絞った気力は、バルバラに胸を揉まれた瞬間、あっけなく霧散した。
オレは情けない声を上げながら、母乳を噴出しつづける。
顔にかかった母乳を舌でペロリとなめると、バルバラは妖艶な微笑を浮かべた。

「……な……な、にを……ん゛ぐっ!? ん゛っ……ん゛ん゛っ……!」

いきなりバルバラはオレの唇を奪い、そのまま舌を入れてきた。
頭が朦朧としているので反抗できない。
舌を舌で絡め取られ、そのまま強く吸われる。
……か……から、だ、が……とろける……。
……まず……い……このまま、だと……。

「ふう……ふふふ……♪ カワイイわねぇ♪ ディープキスくらいでウットリしちゃうなんて……♪ こんなに立派な胸をしてるのに、中身はまるで子どもねぇ♪」
「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~~~!」

ビュルビュルビュルビュルビュル……!

思いっきり両胸を握られたオレは再び母乳を噴き上げた。
3度目にも関わらず量は全く減っていない。
むしろ増えているように見える。
それに比例するようにオレの快感も増大している。
このまま女の快感におぼれると、ダミアンの思うツボだ……!

「もう……やめ……ろ……。はなれ、ろ……さわ……るな……。きえろ……」
「そんなこと言ってイイのかしらぁ? わたしは淫猥の魔法だけじゃなくて魅了の魔法も使えるのよぉ? 身体だけじゃなくて精神まで、ダミアンのモノになりたいのかしらぁ?」

神聖ローラ王国 4

6KB  男が女に責められる

マルコ……男 17 魔術師
シオン……男 17 剣士
ハンス……男 10? 魔族
ニーナ……女 35 神聖ローラ王国の王
ダミアン……男 24 ニーナの息子 第一王子
カリーヌ……女 21 マルコの姉
コレット……女 14 シオンの妹
ペリーヌ……女 25 ニーナの娘 第一王女
ミレーヌ……男 17 ニーナの息子 第二王子
レオナール……男 25 ダミアンの側近
リゼット……女 19 ニーナの娘 第二王女 マルコの恋人
ステファーヌ……男 ? レオナールの部下
ゾエ……同上
デジレ……同上
ドニ……同上
バルバラ……女 25? 魔族
ビクトル……男 28 マルコの師匠
ブレーズ……男 47 シオンの師匠
マリユス……男 65 ファーン帝国の皇帝
メラニー……男 17 シオン・マルコの友人
ラシェル……男 19 マルコ・マルコの友人 マルコが好き
ルイゾン……男 43 大臣
ロロット……女 22 ルイゾンの娘
テンタクルス……女 15? 魔族



マルコの身体は、ゆっくり緑色の粘液の中を漂っていた。
すでに意識は戻っているが、瞳の色に理性は、ほとんど残っていない。
身にまとっていた法衣は粘液の中で溶け、その身体に付いている物は、粘液の中に入れる前に付けた首輪だけ。
ペニスが勃起しているのが一目で分かる。
何もされていないのに射精したのか、ペニスの周囲に白濁した液体が漂っていた。

「……そんなに物欲しそうな目で見なくても」
「なっ……!? ワッワタクシは、そんな目で見てませんわ! そ、それよりも。そろそろ出してもイイんじゃありませんの?」
「そうだね。テンタクルス」
「はい」

10歳くらいの少年が名前を呼ぶと、15歳くらいの少女が手を上げた。
その手から伸びるのは触手。
この2人が魔族……それも高位魔族とは誰も思わないだろう。
ワタクシも初めて会った時は、冗談としか思わなかった。

グバアッ!

触手がマルコに絡み、粘液の中から引きずり出した。
身体を覆う粘液を落とすため、触手は何度もマルコを揺する。
マルコの口やお尻に入っていた粘液が出てくるたびに、マルコの身体はビクビクと痙攣をくり返した。
……口やお尻は、完全に改造されてるみたい。
これからのマルコの痴態を想像して、ワタクシは思わず高笑いをしてしまった。

「……何やってるんですか」

10歳くらいの少年――高位魔族ハンスがジト目でワタクシ見ている。
15歳くらいの少女――高位魔族テンタクルスは、ある程度の粘液を払い落とすと、マルコを優しく床に横たえた。

「……ぁ……あ゛……う゛……ペリーヌ……さ、ま……。これ……は……どう……いう……」
「ふふふ。さすがマルコですわね。3日もアレに入っていたのに理性が残っているなんて……心の底から感心しますわ」

先ほどまでマルコが入っていた粘液は、媚毒成分を大量に含んだ魔物の体液。
3日どころか3時間で並の人間なら色情狂になってしまう。
実際マルコの仲間の大半は、3時間後に出されると同時に、猿のように自慰をひたすら繰り返した。

「メガネがないと不便でしょう? これをあげますわ。ワタクシのメガネを作った者に、作らせたんですわよ?」

素顔のマルコもカワイイけれど、やはりメガネをしてないとマルコらしくないですわ!

「安心しなさい。この者たちはワタクシの味方ですわ。そうですわね……1から説明してあげましょう」

今のマルコに理解できるか分からないけれど、ワタクシは丁寧に説明してあげた。
フビライ帝国に対抗するために魔族と手を組んだこと。
高位魔族を始めとする魔族+大量の魔物が、フビライ帝国との国境に進駐したこと。
それに反対した母上を退位・幽閉して、兄上が王位についたこと。
母上と同じように反対したリゼットの侍女を、魔物に犯させたこと。

「……まもの……に……おかさせたって……そん、な……」
「兄上やワタクシを侮辱するような発言をしたので、罰を与えただけですわ」

本当はマルコの心を奪ったリゼットを傷つけたかっただけですけど。
さすがに妹のリゼット本人を犯すのは心が痛むので侍女を。

「……ペリーヌ……さま……。まぞ、く……と……あヒィッ!? あ゛っ! う゛ぅあ゛あ゛あ゛っ……!」

ビュルビュルビュル……!

女の子みたいに勃起した乳首をひねると、あっさりマルコは射精した。
薄い膜まで反り返ったペニスが、激しく痙攣しながら、大量の精液を吐き出し続ける。
長い髪を下ろし、完全に中性的になったマルコのその姿は、ひどくグロテスクに見える。

「ひぃっ……ィ……い゛っ……」

言葉にならない声を絞り出しながらマルコは、ワタクシの方に哀願の視線を向ける。
いつも毅然としていたマルコの可憐な姿に、ワタクシの身体を熱いものが駆け抜けた。

「僕たちは少し席を外してましょうか?」
「……そうしていただけると、嬉しいですわ」

気をきかせてハンスたちが出ていく。
容姿も性格も、高位の魔族とは思えないですわね。

「ワタクシに奉仕しなさい……」

ワタクシは衣服を1枚ずつ脱いでいく。
心臓が破裂しそうなほど高鳴る。
手が震えて、うまく脱げない……。

「マルコ。ワタクシの夫になりなさい。アナタならワタクシの夫にふさわしいですわ」
「ひああっ!? あ゛っ……あ゛っ! やめ――……あんンッ! はなし……ん゛っ! さわ、ら……なあ゛あ゛あ゛っ……!」

ビュルビュルビュル……!

虚ろな瞳で懇願してたマルコの身体が、再び限界を超えてガクガクと痙攣した。
ついさっき射精したとは思えないほど大量の精液が飛び散る。
それでもペニスは萎えずに、硬くそそり立ったまま。

「ワタクシの純潔をあげますわ。感謝なさい」

一糸まとわぬ全裸になったワタクシは、マルコの身体をまたいで、そのペニスを自分のアソコに持っていく。
ワタクシのアソコは何もしていない・されていないのに、すでに熱く濡れていた。

「ん゛ん゛っ……ん゛っ! ん゛ん゛っ!」

なかなか入らない。
入ったと思ったら、少し入っただけで痛い。
こんなに痛いなんて……!
ワタクシは背が低く、胸も小さい。
アソコが平均より小さいのかもしれない。
だけど、それ以上にマルコのサイズが問題なんじゃないだろうか。
中性的な容姿からは想像できないくらい大きい。

「マルコ……ワタクシ……がんばりますわ……。アナタのためなら……ワタクシ……」
「……う゛ぅぅう゛……リゼット……さま……」
「~~~~~~!?」

ワタクシが目の前で苦しんでいるのに、裸を見せているのに、リゼットの名前を呼ぶなんて……!
マルコやリゼットに対する憎悪・憤怒に任せてワタクシは、自分の身体を思いっきり下ろした。

「~~~~~~~~~~~~!!!」

痛い……!
痛い、痛い、痛い……!
身体を裂かれたような激痛に、ワタクシは言葉も出ない。
だけど……嬉しい……!
マルコの童貞を奪った歓喜に、ワタクシの処女をマルコに捧げられた歓喜に、マルコをリゼットから奪った歓喜に、ワタクシは裸体を震わせる。

「……ふう……ふう……ふう……。もう……いいですわ……。マルコ……射精なさい」

ワタクシが命令すると同時に、マルコの首輪が赤く光る。
首輪の名前はギアスの首輪。
つけられた者が、つけた者の命令に絶対に服従するようになるマジックアイテム。

「お゛お゛っあ゛あ゛あ゛っ……!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ……!」

ビュルビュルビュル……!

マルコのペニスがワタクシの中で爆発した。
3度目の射精とは思えないほど大量の精液が、ワタクシの中にあふれかえる。
愛しいマルコの射精を受けワタクシは、それだけで達しそうになった。

神聖ローラ王国  3

5KB  エロなし

マルコ……男 17 魔術師
シオン……男 17 剣士
ハンス……男 10? 魔族
ニーナ……女 35 神聖ローラ王国の王
ダミアン……男 24 ニーナの息子 第一王子
カリーヌ……女 21 マルコの姉
コレット……女 14 シオンの妹
セシル……女 25 ニーナの娘 第一王女
ミレーヌ……男 17 ニーナの息子 第二王子
レオナール……男 25 ダミアンの側近
リゼット……女 19 ニーナの娘 第二王女 マルコの恋人
ステファーヌ……男 ? レオナールの部下
ゾエ……同上
デジレ……同上
ドニ……同上
バルバラ……女 20? 魔族
ビクトル……男 28 マルコの師匠
ブレーズ……男 47 シオンの師匠
マリユス……男 65 ファーン帝国の皇帝
メラニー……男 17 シオン・マルコの友人
ラシェル……男 19 マルコ・マルコの友人 マルコが好き
ルイゾン……男 43 大臣
ロロット……女 22 ルイゾンの娘



「わたしの名前はバルバラ。お見知りおきを――……っと! 話してる最中に攻撃するなんて、無粋な子ねぇ♪」

微笑んだバルバラの姿が消えた次の瞬間、オレの目の前に光が現れる。
反射的に右に跳んだ。

ゴオオアアアッ!

さっきまでオレが立っていた辺りが蒸発する。
大した魔力だ……マルコと同等か、それ以上だろう。

(生け捕るのは無理だな)

オレが念じると、剣は純白の光を放ちはじめる。
この剣はマルコに作ってもらった魔法剣だ。
マルコの魔力を凝縮し、物質化したもので作ってある。
いつもは普通の剣だけど、本来の力を発動させると、あらゆる物体を斬り捨てる魔法剣に変化する。

「なかなかの魔法剣ねぇ。人間が作ったとは思えないわぁ♪ 本気を出さないと負けてしまいそうねぇ」

バルバラの身体が炎に包まれる。
最初は赤かった炎は瘴気と混じりあい、徐々に黒くなっていく。
見た事も聞いた事もない技だが、たぶん強化魔法の類だろう。
敵が強くなるのを待っているのは馬鹿らしい。
そう思って剣を振るい、純白の光をバルバラに向かって撃ちだす。

「セッカチねぇ♪」

バルバラが放った黒い炎が、オレの光と激突して打ち消しあう。
炎や光が完全に消滅する前に、バルバラが動いた。
さっきまでとは全く違うスピード。
オレの剣とバルバラの右手が交錯する。
ちぎれた炎が飛び散り、花びらのように舞った。

「あはははははっ! 楽しいわねぇ♪」
「くっ……!」

バルバラのスピードは圧倒的。
決まった――そう思った瞬間バルバラの姿が消え、あらぬ方向から炎が襲ってくる。
その繰り返しが延々と続く。
明らかにバルバラは遊んでいる。
剣の輝きが徐々に薄らぎ、オレの服が炎で焼けはじめた。

「私を相手にここまで戦える剣士なんて、魔族にも少ないわよぉ? あと10年……いえ、5年後だったら私に勝てたかもしれないわ

ねぇ♪」

バルバラの唇が上がり、さっきまで黒かった瞳が赤く輝く。
背筋に冷たいものが伝うのを感じたオレは、剣先を向けるが、異様な威圧感で攻めこめない。
バルバラがゆっくりと上げた右手が、より黒く深い炎で包まれる。

「壊れないでねぇ♪」

バルバラが放った極大な炎に向かって魔法剣を振るう。
だが純白の光はドス黒い炎と衝突した瞬間、嘘のように消失した。

「くあああああっ……!?」

炎にのまれた瞬間、強烈な衝撃がオレの全身に走った。
何とか耐えるが意識が遠のいて、立っているのが精一杯になってしまう。
いつの間にかバルバラが近づいているのに気づいて、反射的に剣を振った。
黒い炎が剣ごと、オレの身体を包みこむ。
オレは麻痺の魔法をかけられたように、力なく床に崩れ落ちてしまう。

「この炎は肉体ではなく精神を傷つける性質があるのよぉ。並の人間だと耐えられずに精神崩壊しちゃうんだけど……アナタは大丈夫みたいねぇ♪ いいわぁ♪ 人間界に行くように命令された時は正直、最悪と思ったけど思わぬ収穫だわぁ♪」
「ぐ……く……くそ……」
「……終わったようだな」
「なっ……!?」

バルバラの後ろから現れた人物にオレは驚愕した。
あまりにも意外な人物だったから。

「……ダ……ダミアン様……!?」
「無様だなシオン。日ごろの行いが悪いから、そうなるのだ!」
「がふっ! ぐふっ! ごふっ!」

オレの腹にダミアン様の足がめりこむ。
1度だけではなく何度も。
オレの視界が暗くなってきたところで、ようやく止まった。

「頼んでいた通りやってくれ」
「……こんなに凛々しい男を女にするのぉ? モッタイナイにも限度があるわぁ」
「ダメだ! 女にして徹底的に嬲ってやる! 犯して犯して犯しぬいて、オレの子を産ませてやるのだ!」
「……分かったわぁ」

女にする……?
女体化?
そういう魔法があるとマルコが言っていたような……。
嫌だ!
女になるなんて……!

「ぐううっ!? 離せっ! 離せぇっ……!」

気力を振り絞り立ち上がったオレの身体を、バルバラが放った金色の輪が包みこむ。
それから逃れるために身体を動かそうとして、ピクリとも動かないのに気づいた。

「大丈夫よぉ。痛くないわぁ。むしろ気持ちイイわよぉ。死ぬほど……ねぇ♪」

バルバラの妖艶な笑顔を見ているしかないオレの身体が、徐々に変化していく。
背が低くなり、胸が大きくなる。
男性器が消え、女性器が現れた。

「ちょっと背が高いけど美少女ねぇ♪ 胸も私より大きいし……うらやましいわぁ♪」
「くっ……! 戻せっ! オレの身体を元に――……うぁあっ!?」

オレの身体を包んでいた輪の色が変化した瞬間。
オレの身体は猛烈な熱に襲われた。
3年くらい前に強力な火竜と戦って、全身に大火傷を負ったことがある。
その時に勝るとも劣らないくらいの熱さだ。
あの時は外側だけだったが、今回は身体の内側まで焼かれているような……!

「サービスよぉ♪ 今までずっと男だったのが急に女になったら、男の相手をするのは苦痛でしょうから……貴女も楽しめるように

してあげたわぁ♪ 感謝の言葉は無用よぉ♪」

バルバラは心の底から嬉しくて仕方ないという笑顔でキッパリ言う。
その暴言に反発している余裕は全然ない。
身体の熱は徐々に変化する。
オレを絶望のどん底にたたきこむ様な方向に。
服と擦れあうだけで、肌がビリビリと熱を発している。

神聖ローラ王国  2

6KB  エロなし

マルコ……男 17 魔術師
シオン……男 17 剣士
ハンス……男 10? 魔族
ニーナ……女 35 神聖ローラ王国の王
ダミアン……男 24 ニーナの息子 第一王子
カリーヌ……女 21 マルコの姉
コレット……女 14 シオンの妹
セシル……女 25 ニーナの娘 第一王女
ミレーヌ……男 17 ニーナの息子 第二王子
レオナール……男 25 ダミアンの側近
リゼット……女 19 ニーナの娘 第二王女 マルコの恋人
ステファーヌ……男 ? レオナールの部下
ゾエ……同上
デジレ……同上
ドニ……同上
バルバラ……女 20? 魔族
ビクトル……男 28 マルコの師匠
ブレーズ……男 47 シオンの師匠
マリユス……男 65 ファーン帝国の皇帝
メラニー……男 17 シオン・マルコの友人
ラシェル……男 19 マルコ・マルコの友人 マルコが好き
ルイゾン……男 43 大臣
ロロット……女 22 ルイゾンの娘



音もなく襲いかかって来たモンスターを、シオンはあっさりと斬り捨てた。
奇襲にパニック状態の仲間を叱咤しながら、次々に斬っていく。
恐ろしく強い。
敵じゃなくて良かったと心の底から思う。
モンスターの血で赤く染まったシオンが叫んだ。

「散れ!」

シオンの命令と同時に、モンスターからラシェルたちが離れる。
そこに僕の魔法が炸裂した。

ドコオオンッ!

巨大な火球がモンスターを飲みこみ、灰にかえる。
モンスターが全滅したのを確認すると、ようやくシオンは険しい顔を崩した。

「相変わらずトンでもない威力だな。どうして下級魔術師なんだろうな? 上の連中は何を考えてるんだか」
「まだ17なんだから仕方ないよ」

自分の事のように愚痴をこぼすシオンに、苦笑いしながら答える。
確かに僕の魔力は王国一と言われるくらい強力だ。
幼いころから戦場に出ているから功績も多い。
だけど年齢が年齢だし、出身階級はお世辞にも高いとは言えない。
女王陛下に顔を覚えてもらっていることで満足しないと。

「無駄にトシを重ねただけの無能はタチが悪いな」
「……シオン。もうちょっと言葉に気をつけた方が……」

家柄が凄いんだから、こんなに口が悪くなかったら、いくらでも出世できるのに。
これだから遠慮なく付き合えるんだけど。
同い年とは思えないくらい身体つきは立派だけど、精神年齢は絶対に僕の方が上と思う。

「いつまでも先生に迷惑をかけるのは」
「待て」

シオンが小さいけれど強い声で、僕の言葉を止める。
その表情を見た僕は、急いで探査の魔法を使った。
その結果に慄然とする。
四方に無数の魔物。
自然に発生したとは、とても考えられないほどの数だった。

「召喚か?」
「たぶん……」

召喚魔法で呼び出した魔物だろう。
だけど疑問がある。
召喚魔法で呼び出せるのは普通1体。
これだけモンスターを召喚するには、何百人もの魔術師が必要だ。
それなのに、この近くにいる魔術師は。

「来るぞ」

シオンの声に、呪文の詠唱を始める。
詮索は後。
今はこの包囲を破る事だけを考えないと。

「ギャアアアアッ!」

雷をまとわせたロッドで一撃すると、モンスターは絶叫しながら崩れ落ちた。
モンスターの大群に襲われてから数十分。
僕たちはモンスターと戦っているうちに、いつしかバラバラになってしまっていた。
最初は円陣を組んで戦っていたんだけど。

「魔法だけでなく棒術も使えるのか。凄いね」
「!?」

いきなり背後から聞こえた声に、僕は反射的にロッドを振った。
強力な雷をまとったロッドは、大抵のモンスターを一撃で灰にする。
でも。

「話しかけただけで攻撃するとは乱暴だね」
「なっ……!?」

平然とロッドを受け止められた以上に驚いたのは、相手から感じる瘴気だった。
僕より年下……10歳くらいの少年にしか見えない。
だけどその瘴気は、明らかに魔族のものだった。
それも高位。
魔族と戦ったことは何度もあるけど、これだけ強烈な瘴気は初めてだった。

(シオンと2人がかりなら倒せるかな……?)

1対1なら絶対に勝てない。
考えなくても分かる。
時間稼ぎが精一杯。

「はじめまして。僕はハンス。アナタとは長い付き合いになりそうだ」
「何が目的で僕たちを襲ったんだ?」
「色々あるから一言で言えないよ。そうだね……これに勝ったら教えてあげる♪」

そう言ってハンスは触手の化け物――樹齢数百年の巨木のような大きさ――を召喚した。
呪文詠唱ぬきで、これほど強大な魔物を召喚するなんて。
極めて非常識な魔力に、恐怖を通り越して笑ってしまう。
最初から全力で飛ばさないと秒殺される!

「これはテンタクルスっていう魔物だよ。こいつは」
「やああああああああっ!」
「え?」

ハンスの間の抜けた声と同時に、魔物が大爆発を起こす。
一気に間合いを詰めた僕の魔法が、内部で炸裂したからだ。
次の魔法を使うための呪文詠唱を始めた僕に、テンタクルスの触手が襲いかかる。
数はハンパじゃないけどスピードは大して速くない。
これなら……!

「えっ……!?」
「人の話は最後まで聞かないとダメだよ? これは回復力が馬鹿みたいに高い。それを頭に入れて戦わないと負けるだろうね♪」
「くっ……!」

驚いて中断してしまった呪文詠唱を再開する。
回復力の高い魔物とは何度も戦った事がある。
だけどコレは異常だ。
さっき魔法で吹き飛ばした部分が、ほとんど治りかけている。
普通の魔法だと使うだけ無駄に違いない。

(アレを使うしか、ないな)

絶大な威力を誇る代わりに魔力の消費量が多く、1日に2回しか使えない魔法。
できれば使いたくなかった。
だけどコレ以外に、こいつを一撃で消し飛ばせるような魔法は持っていない。

(こいつを倒した後ハンスをどう倒すか……は、こいつを倒してから考える!)

覚悟を決めて呪文詠唱を始める。
そのとき触手の1本が身体にかすった。
気にせず呪文詠唱を続ける。
今度は2本かすった。
……おかしい。

(さっきより早くなってる……?)

1つ1つの触手に込められた魔力も強くなっている。
直撃すれば、障壁の上からでもダメージを受けそうだ。
今まで以上に集中して、触手の嵐をかわし続ける。

「魔術師とは思えない体術だね。並の剣士が相手なら、魔法を使わずに倒せるんじゃない?」

ハンスの言葉を無視して呪文詠唱を続け、魔法を完成させ、解き放つ。

ゴアアアアアアアアアアアアッ!!!

何百もの雷の雨が、テンタクルスに降り注ぐ。
再生を上回る速度で、その巨体を瞬く間に削り取っていく。
倒せる。
そう思った瞬間、僕の足元が崩れた。

「しまっ……ぐふっ!」

地中から飛び出してきた触手は、槍のように僕の腹に突き刺さった。
障壁がなかったら間違いなく致命傷。
障壁があったから致命傷にはならなかったけど、骨が何本か折れた。
別の触手が僕の体に巻きつく。
骨にヒビが入るくらい強く締めつけられ、全く動けない。
状況を打開しようと呪文詠唱を始めた口には、太い触手が入ってきて、呼吸するのがやっとになってしまう。

「ん゛ん゛っ……ぐ――……んぶっ!?」

口に入っていた触手が不気味に痙攣したかと思うと、粘液を大量に吐き出した。
飲んだらマズイ!
これを飲んだ後どうなるかは、予想するのが馬鹿げているくらい明らかだ。
何とか飲まずに耐えようとガマンするけれど、それに気づいているのか気づいていないのか、触手は延々と粘液を吐き出しつづ

ける。
このままだと窒息してしまう。

ゴク……ゴクゴク……ゴクゴク……

窒息死するよりは嬲られる方がマシ。
そう思ってあきらめて飲む。
思った通り身体が急速に熱くなっていく。

神聖ローラ王国

6KB  エロなし

マルコ……男 17 魔術師
シオン……男 17 剣士
ハンス……男 10? 魔族
ニーナ……女 40 神聖ローラ王国の王
ダミアン……男 24 ニーナの息子 第一王子
カリーヌ……女 21 マルコの姉
コレット……女 14 シオンの妹
セシル……女 25 ニーナの娘 第一王女 
ミレーヌ……男 17 ニーナの息子 第二王子
レオナール……男 25 ダミアンの側近
リゼット……女 15 ニーナの娘 第二王女 マルコの恋人
ステファーヌ……男 ? レオナールの部下
ゾエ……同上
デジレ……同上
ドニ……同上
バルバラ……女 20? 魔族
ビクトル……男 28 マルコの師匠
ブレーズ……男 47 シオンの師匠
マリユス……男 65 フビライ帝国の皇帝
メラニー……男 17 シオン・マルコの友人
ラシェル……男 19 マルコ・マルコの友人 マルコが好き
ルイゾン……男 53 大臣
ロロット……女 22 ルイゾンの娘





「僕に国王なんて無理です! 考え直してください!」

僕は神聖ローラ王国の第二王子、ミレーヌ。
憂鬱な顔で僕の悲鳴を聞いているのは、神聖ローラ王国の15代目の国王ニーナ。
僕の母親だ。
僕の父上――14代目の国王が急死してから10年、国を栄えさせつづけてきた名君。
今年で40歳になるとは思えないほど若々しい。
……あと半年の命には全く見えない。

「兄上や姉上がいるじゃないですか!? リゼットもいますし……!」
「ダミアンやセシル、リゼットが国王になれば、必ず神聖ローラ王国は傾くでしょう。もしかしたら滅びるかもしれません。貴方はダミアンたちが王位にふさわしい人間だと思いますか?」
「そ、それは……」

厳しい口調で問われ、言葉に詰まる。
確かに兄上たちが国王になるのは不安だ。
兄上は良く言えば勇敢だけど、悪く言えば粗暴。
姉上は頭がいい代わりに、あきれるくらいプライドが高い。
リゼットは優しすぎて、精神的に無理そうだ。

「で、ですが、僕なんかに国王が務まるでしょうか?」

僕は自分で言うのは何だけど無能だ。
剣は全く使えない。
魔法も少ししか使えない。
頭もあまり良くない。
『ダミアン様やセシル様に比べてミレーヌ様は……』という陰口を何度も耳にしている。

「国王は中途半端な能力では務まりません。国王が務まるのは、よほどの天才か無能です」
「………………」

意外すぎる言葉に何も言えない。
そんな僕を見て、母上はニッコリと微笑んだ。

「1人の国士と見ればダミアンもセシルも優秀です。貴方より確実に上でしょう。しかし、あれくらいの能力では国王は務まりません。むしろ、あの程度の能力は治世の邪魔になるでしょうね」

兄上たちに劣等感を持ち続けてきた僕には、全く信じられない言葉。
だけど母上の目は真摯そのもので、僕をからかっているような気配は微塵も感じられない。

「それにダミアンたちはフビライ帝国の圧力に対抗するために、魔族の力を借りようとしています」
「それは、ただの噂では……? もしかして、事実なんですか?」

僕の質問に母上は、沈痛な表情でうなずいた。
そんな……。
神聖ローラ王国の東に位置するフビライ帝国は、昔はフビライ公国という小国だったらしい。
その小国で40年前、マリユスという軍人が軍事クーデターを起こした。
それから40年。
フビライ公国は何十倍にも領土を広げ、公国から王国、そして帝国に名前を変えて行った。
そして去年、神聖ローラ王国との同盟を破棄して、大軍を国境に移動させた。

「確かにフビライ帝国は強国です。しかし我が国の力なら、魔族の力など借りなくても、互角以上に戦えます。猫を追い払うのに虎を招く馬鹿が、どこに存在しますか」

母上は目の前に兄上たちが存在するかのように怒っている。
普段は穏やかな表情しか見せないのに……。
死期が迫り、焦っているんだろうか。

「……わかりました。少し時間をください。いろいろ考えてみます」
「いい返事を期待してますよ」



母上の御前を下がってから1時間後。
僕はリゼットとマルコ、シオンと話していた。
リゼットは僕の妹で、神聖ローラ王国の第二王女。
とても優しい子で、いい母親になるだろう。

「兄上なら立派な王になるでしょう。私はそう思います。マルコもそう思いません?」
「ええ。さすがニーナ様。見る目がおありです」

リゼットに賛同するのはマルコ。
僕と同い年(17歳)で、神聖ローラ王国一の魔術師と呼ばれている。
幼い頃から戦場に出ていて、その功績は数え切れないらしい。
半年前にリゼットと会った際お互いに一目ぼれ。
先月から付き合っているらしい。

「お世辞は言わないでくれ……。シオンはどう思う?」
「少し頼りないですが、ダミアン様やセシル様よりは、遥かにマシでしょう」

気持ちイイくらいストレートに言ってくれたのはシオン。
僕の乳兄弟で、赤ん坊の頃からずっと僕に仕えてくれている。
同い年のマルコとは容姿も性格も正反対だが、なぜか意気投合して、刎頚の友になったらしい。
国で5本の指に入る剣士と呼ばれている。
僕なんかには、剣どころか体の動きすら見えない。

「自分が1番よく分かってる。国王なんてガラじゃない。せいぜい……何だ? ノックしてから開けないか」

僕が話している最中に入ってきた侍女は、幽霊を見たような青い顔していた。
震える声で僕に言ったのは、兄上や姉上の来訪。
……来ると思った。
この様子から見て恐ろしく怒ってるんだろう。
当然だ。
できれば顔を合わせたくないけど、そういうワケには行かない。
通すように言う。

「ミレーヌ! 貴様、母上に何と言った!? 貴様などに国王が務まるはずが無いだろうがっ!」
「そうですわっ! 兄上やワタクシを差し置いて国王に名乗りを上げるなど……恥を知りなさいっ!」

部屋に入ってきた兄上と姉上は、あいさつもナシに僕を罵りはじめた。
その顔はリンゴのように赤い。
羅刹や夜叉はこうか……と思うくらいコワイ表情で、あらゆる罵詈雑言を並べまくる。
あまりにも的外れな罵倒に全く怒りが湧かない。
むしろ笑ってしまう。

「何を笑ってますのっ!? すぐに母上にお詫びを申し上げてきなさい! そしてワタクシや兄上に永遠の忠誠を誓いなさい! そうすれば許してあげますわ!」
「セシルさま。落ち着いてください。そう叫んでばかりでは、きれいな声がかれてしまいます」
「そ、そう? そうですわね。そうかもしれませんわ」

マルコが話しかけた途端、姉上は別人のように大人しくなった。
姉上はマルコにほれている。
マルコの顔を遠くから見ただけで機嫌が良くなるくらい。
……マルコとリゼットが付き合っている事を知った時の反応がコワイ。

「どうしてもオレに王位を渡さないなら、ここで斬り捨ててくれるわ!」
「ダミアンさま。やめてください」
「どけ! どかれば貴様から斬るぞ!」

ほえた兄上は本当に剣を抜いて構えた。
その殺気は明らかに本物。
本気で僕を殺す気だ。
僕と兄上の間に身体を入れていたシオンは、ため息をつくと、スラリと剣を抜く。

「待ってください、ダミアン様! シオンもやめるんだ!」
「そ、そうですわ、兄上! いくら何でも、それは……!」

あわてて姉上とマルコが止めに入る。
シオンは超一流の剣士だが、兄上の剣の腕も相当のレベルだ。
殺さずに倒そうとしたら、負けることは十分ありうる。

「わかりました、兄上。明日、母上に申し上げます。それで許してもらえますか?」

僕が王位につかないことを約束すると、ようやく兄上は剣を収めてくれた。
姉上と一緒に満足そうな顔で帰っていく。
後に残されたリゼット、マルコ、シオンは少し不満そうだった。
だけど仕方ない。
僕なんかに国王が務まるワケがない。

やおいA

5KB  スカトロ大  やおい

オレはカワイイと言われる事が多い。
女みたいな顔で身長が低くて(150ない)、おまけに声が少し高いから。
中学・高校で男子校に通っている時は、3ヶ月に1回くらいのペースで告白されてウンザリした。
電車の中で痴漢された経験もある。
もちろん思いっきり足を踏んで、駅員に突き出してやった。

「カワイイと大変ね」

そう同情してくれたのは恋人の巴。
オレが習っている合気道の道場の1人娘。
付き合い始めてから数年。
もちろんセックスもしてる。
そんな巴から相談されたのは拓人さん(巴の兄)のことだった。

(拓人さん、何やってるんだよ)

それが相談された後のオレの素直な気持ちだった。
出会い系を利用→レイプ→脅される。
ありがちすぎるエロ本みたいなストーリー。
もちろんレイプした連中が最悪だけど、引っかかる方もどうかしている。
巴が怒るので言わないけど。

「わかった。やってやるよ」

数日後、拓人さんが呼び出された時について行った。
オレと巴も何度か利用したSMホテル。
その一室でオレと拓人さんは、1人の男と向かい合った。
1人だけなら楽勝。
そう思って足を出そうとした瞬間、バチバチっと音がして、オレは気絶してしまった。

「おはよう」

目を覚ましたときオレは、裸で縛られていた。
手かせ足かせに付いた鎖が、天井と床につながっていて、全く動けない。
……拘束されてなくても動けなかったかもしれない。
オレは40度の熱があるみたいに、意識がボンヤリしていた。
なぜかチンチンがビンビンに立っている。

「君は合気道の達人らしいからね……多めに使わせてもらったよ」
「ごめん……ほんと……ごめん……!」

泣きながら謝る拓人さんの隣の男――佐々木と名乗った――はビンを振りながら言った。
媚薬の類はオレも使った事がある。
だけど……こんなにキクのは……。
佐々木はオレに浣腸器を見せつけ、ローションをゆっくり先端に塗る。
浣腸はした事はあるけど、された経験はない。

(抵抗しても無駄だ……クスリが切れるまで……おとなしく……)

全く抵抗せずに浣腸された。
おとなしい反応に佐々木は、拍子抜けしたような顔になった。
オレの尻に栓をすると、拓人さんと一緒に部屋から出て行く。
ギュルギュルギュル……と腹の中でクソが暴れまわる。
栓がなければ出しているくらいの時間が経過して、ようやく佐々木たちは戻ってきた。

「と……とも、え……? 見る……な……。見ないで……くれ……」

部屋に入ってきたのは拓人さんと佐々木。
佐々木の仲間らしい男が10人近く。
そして巴。
抵抗したときに殴られたのか、顔が少しはれている。
巴はオレより強いから、普通の男じゃ絶対に勝てないはず。

「君が裸で縛られている写真を見せたら暴れなくなったよ。暴言をはいたから少し殴ったけど」

佐々木が笑顔――動けたら間違いなく殺してるくらいムカつく笑顔――で言う。
オレの反応を楽しむように、ゆっくりゆっくり移動して、オレの後ろに回った。
そして栓を抜く。
何とか耐えようと力を入れたけど、無駄な努力だった。
ブリブリブリッ……と大きな音とともにウンコが飛び出していく。

「見ろよ! ウンコしながら腰を振ってるぜ!」
「Sって聞いてたけどドMじゃねえか」
「う゛ぅ……あ゛あ゛っ……ぁ……あ゛っ……」

嘲笑されて自分の動きに気づいて、止めようとするけど止まらない。
ウンコが出るたびに全身が痺れるくらい気持ちよくて、勝手に腰が揺れてしまう。
射精に近い快感が延々と続く。
巴が泣き叫んでる声を聞きながら気を失いかけたオレに、佐々木は再び浣腸をした。
腹の中に冷たい液体が入ってくる。

「お前くらいカワイイと、かなり売れるだろうな。今から楽しみだよ」

アヌスがキレイになると、佐々木を始めとする男たちが次々に犯してきた。
媚薬の効果でオレは何をされても感じてしまう。
巴が裸にされて縛られて、媚薬を打たれて責められている。
それを見せられても何もできない。
拓人さんも裸で拘束されて、アナルバイブを突っこまれて悶えている。

「……やめろ……オレが……やる……から……巴たち……に、は……んぐっ!?」

何とか止めようと声を絞り出しているオレの口に、男のモノが深々と突き刺さった。
のどの奥を突かれて吐き気がする。
そんなオレの様子に気づいているのか気づいていないのか、男は頭をつかんで激しく揺さぶった。
イラマチオ。
最初は苦しいだけだったのが、だんだん気持ち良くなっていく……。

(……どうして……こんな……うう……ダメだ……もう……オレ……!)

ビュルビュルビュル……オレが射精した後、オレを犯していた2人も射精した。
尻の中と口の中に精液があふれかえる。
口からチンチンが出て行って精液を吐き出したら、いきなり腹を蹴られた。
とっさに腹をおさえて丸まろうとしたけど、ぜんぜん身体は言うことを聞いてくれない。
怒鳴られながら蹴られ続ける。

「お゛え゛え゛エエエ……!」 ビチャビチャビチャ……
「誰がゲロしろって言ったよ!? ちゃんと精液を飲めって言ったんだろうが!」
「まあまあ。いいじゃないですか。これはこれで興奮しますよ」
「ちっ! 次は飲めよ! いいな!? 返事は!? 返事しろ! おらっ!」
「がふっ!」

胃液と精液をはきながら苦しむオレの腹に、一段と強い蹴りが入る。
またゲロをはいたオレを、佐々木は抱き上げた。
壊れ物を扱うように優しくベットに移す。
オレが移されたベットの隣のベットでは、巴が犯されていた。
マンコと尻……サンドイッチされている巴は、どう見ても感じている。

「うぁあっ! やめて……あたし、ダメッ! もう……イクッ! イクッ! イッちゃうぅ~~!」

巴は清楚でセックスなんて経験どころか知識もないように見える。
武道一筋で軽率に遊んだり絶対しないイメージ。
だけど実際はトンでもなくスケベだった。
オレが驚くくらいのマゾで、浣腸も鞭も蝋燭もあっさり受け入れて悶えまくった。
そんな巴が、これほど強力な媚薬を使った責めに、耐えられるわけがない。

「あ゛あ゛っ! イクッ! またイクッ! イッちゃうぅっ! ふああああ~~!」
「恋人に負けずに何回もイってね?」
「う゛ぅ……あ゛あ゛あ゛っ……!」

透き通るような笑みを浮かべながら、佐々木のモノがオレの尻の中に入ってきた。
射精したばっかりなのに、蹴られまくった直後なのに、オレは目がくらむような快感に襲われる。
オレの中で暴れまわる快楽の嵐は、治まるどころか強くなっていく。
ずっと犯されていたい……そんな気持ちが湧き出してくる。
おとなしく嬲られてチャンスを待つ……そんな気持ちが消えていく。

やおい(AV)

5KB  スカトロ大  やおい

僕はモテなかった。
見た目が中の下で性格は少し問題あり。
スポーツからきしで勉強は中途半端。
1番の特徴は180以上の身長。
これでモテるワケがない。

「お前の笑顔は気持ち悪い」

小学生の時にこう言われたのがトラウマ。
好きな女の子はいたけど当然ながら告白する勇気は出なかった。
断られるのが目に見えているから。
屈折した感情や欲望をエロ漫画やエロ小説やエロゲーに向けた。
小遣いの大半をそれらに使った。

「やおい……?」

男同士のセックス(やおい)にハマったのは大学生のとき。
最初は漫画や小説やゲームで満足していた。
だけど徐々に満足できなくなって、リアルで体験したいと思うようになった。
それで始めたのが出会い系。
1人目も2人目もアレだった。

(こんなもんか……)

ガッカリして出会い系やめようと思ったとき出会った。
出会ってしまった。
名前は佐々木さん。
見た目も性格も文句なし。
何でこんな人が……って最初は思ったけど、何度か会って親しくなっていったら、そんなこと考えないようになった。

「今度ホテルに行こうか?」

だから誘いを受けたときは凄く嬉しかった。
生きていて良かったとすら思った。
前日は興奮して眠れなかった。
当日は朝からソワソワしまくって、家族に不審がられた。
喜び勇んで待ち合わせ場所に行って、ラブホテルに直行。

「こいつを使うのか……?」

ラブホテルの部屋にいたのは、見るからに怪しそうな男が数人。
苦虫を噛み潰したような顔でジロジロを僕を見まくる。
何が何だか分からないけど恐くなって、部屋から出ようとした。
その瞬間、いきなり身体が勝手に跳ねて床に転がる。
2回、3回と食らって気絶した。

「ん゛ん゛っ!? ん゛っ! ん゛ん゛ん゛っん゛ん゛っ……!」

目を覚ましたら裸で拘束されていた。
手首と足首の鎖が、天井と床につながっている。
おまけに口に何かハメられていて話せなかった。
パニックになって暴れる僕。
男たちはカメラとかバイブとか浣腸とか準備しはじめる。

「ホモビデオに出てもらう」

リーダーらしい中年の男の説明によると、用意していた男優がいきなり逃げたらしい。
それで副監督――佐々木さん――が僕の名前を挙げた。
顔が残念だが仕方ない……そう男は吐き捨てる。
冗談じゃない!
そんなビデオに出ているのがバレたら……!

「君の名前とか全部オレは知ってるんだけどなあ?」

佐々木さんは僕がビデオに出なかったら、ホモの出会い系サイトを利用していたことを言いふらすと脅してきた。
その表情はいつもと変わらない笑顔。
だけど目が笑っていなかった。
この人は本当にやりかねない。
そう思った僕が暴れなくなると、佐々木さんは僕の頭を撫でた。

「ちょっとだけど出演料も出すから。普通こんな体験できないんだから、楽しんだ方がいいよ?」

佐々木さんが言うと同時に、お尻に何が刺さった。
冷たい液体が入ってくる……イチジク浣腸?
そう思って見た僕はビックリした。
大きな注射器がお尻の穴に入っていたから。
浣腸器――もちろん知っていたけど見るのは初めてだった。

「あ゛あ゛っ……く……苦しいい……! トイレ……行かせて……! 出るぅっ……!」 ギュルギュルギュル……

浣腸されてから5分もしない内に、僕はたまらない便意に苦しんでいた。
浣腸には興味はあったけど経験はなかった。
こんなに苦しいなんて……!
どれだけ頼んでも佐々木さんたちはトイレに行かせてくれない。
僕の泣き顔をニヤニヤと楽しそうに笑いながら見ている。

「ここに出しなさい」

佐々木さんは僕のお尻の下にバケツを置くと、グッと腹に力をくわえた。
限界ギリギリでそんな事されて、耐えられるわけがない。
僕は泣き叫びながらウンコしはじめた。
タイミング悪く何日か便秘したせいか、ウンチはいつもより大量に出た。
臭いも凄くきつい。

「人前で脱糞するのが夢だったんだろう? 良かったじゃないか。夢がかなって」

佐々木さんが笑いながら、僕の顔を撫でる。
そんなメールを確かに送った。
でもそれは、あくまで妄想の話。
ホモセックスはともかく、浣腸はリアルで体験したいとは思っていなかった。
トンでもない所を見られた……消えたいくらいの絶望感でグッタリとなった僕は、拘束を解かれて風呂に連れて行かれた。

「ちゃんと広げておかないとメチャクチャ痛いぞ」

風呂場で何度もシャワー浣腸されて拡張された。
異様な感覚に涙が止まらない。
泣くな! と怒鳴られて声を出すのはガマンしたけど、泣くのはガマンできなかった。
そんな僕がフロから出ると、佐々木さんが小さなビンを渡してくれた。
これを吸うと気持ち良くなるらしい。

(ホントかな……?)

エロ本やエロゲーには『媚薬』なんてものがポンポン当たり前のように登場する。
僕は媚薬を使うシチュエーションが大好きだったけど、リアルに存在するのは大した事ないと思っていた。
あんなに強力なら、犯罪に使われまくると思ったから。
だけど少しでもマシになるならと思って、ビンの中のモノを思いっきり吸いこんだ。
頭をガツン! と殴られたみたいなショックで、僕はフラフラになってしまった。

「効きすぎて発売中止になったやつだからキクでしょ?」

佐々木さんの声が聞こえるけど、それがどういう意味が分からない。
立ってられなくて床に寝てしまった僕のお尻に、固いモノが入ってきた。
お尻の穴が拡張された後だし、それがローションまみれだったおかげで、けっこう太いのが簡単に入った。
指やエネマグラ、アナルパールを入れた経験はあるけど、そのときは違和感しか無かった。
だけど、このときは……。

「こいつレイプされてるの分かってるのか?」
「よっぽど溜まってたんだろう」
「見ろよ。もう先走り垂れてるぜ」
「これならオレらの入れても大丈夫そうだな」

アナルバイブで僕をひとしきりアンアン鳴かせると、男は自分のモノを一気に奥まで入れてきた。
初めて経験するアナルセックス。
何度も何度も何度も想像してオナニーしてきた。
夢がかなって嬉しい。
想像の何倍も気持ちイイ。

「こっち見て」

四つんばいで犯されている僕に、佐々木さんが優しく声をかけてきた。
ノロノロと顔を上げると、佐々木さんがカメラを構えて僕を……パシャ、パシャ、パシャ!
とっさに顔をふせると、髪の毛をつかまれて、無理やり顔を上げさせられた。
口を開くように怒鳴られて、恐る恐る開いたら、チンチンを突っこまれた。
お尻を犯されながらフェラチオしている僕を、佐々木さんは淡々と撮影しつづける。

(とらないで……やめて……やめてぇ……)

アナルセックスは気持ちイイ。
もう戻れない、戻りたくないくらいイイ気持ち。
だけど撮影されるのは別。
こんな姿が……バレたら……見られたら……僕……。
真っ暗な未来を想像しながら僕は射精してしまった。

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