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初春を佐天が犯す

「どっどうして脱がないとダメなんですの!? 初春が人質になっている限り、ワタクシは絶対に逆らわないですわ!」
「オレは石橋をたたいて渡るタイプなんだよ。早く脱げ。脱がないと……」
「わ、わかりましたわっ! 脱ぎますわっ! 脱ぎますから初春にはっ!」

男が私の頭に拳銃を押し当てると、白井さんは自分の服に手をかけた。
憤怒や恐怖・屈辱で震える手で、ゆっくり脱いでいく。
制服を脱いで下着姿になった白井さんに、男はバンザイするように命令した。
おとなしく白井さんが両手を上げると、その手首を天井から伸びる鎖(手錠つき)で拘束する。
さらに男は目隠しをした。

「……こ……ここまで徹底するなんて、臆病にも限度がありますわ。そんな性格で、よくスキルアウトのリーダーが務まりますわね」
「私たち無能力者は、臆病にならないと生きていけないんですよ。白井さんには絶対に理解できないと思いますけど」

ずっと黙って楽しそうに眺めていた佐天さん。
一糸まとわぬ裸だ。
この部屋には男性が十人近くいるのに、全く恥ずかしそうじゃない。
冷たい笑みを浮かべながら白井さんに近づくと、白井さんの顔に唾をはいた。
そして頬を思いっきり引っぱたく。

「お前の相手はそっちじゃないだろ。こっちだ」
「すみません。……初春。天国を見せてあげるよ♪」
「……て……天国? 佐天さん……なに言って……ひゃあっ!?」

スキップしながら近づいてきた佐天さんは、いきなり私のスカートをめくり上げた。
ビックリして身体をひねると、私を拘束している鎖がジャラリと鳴る。
下着を見られて恥ずかしがる私を笑う佐天さんの顔には、さっきみたいな冷たい雰囲気はカケラもない。
いつもの……以前わたしと一緒に学校に行っていた時の佐天さんの笑顔と、全く同じ。
……その身体は、以前と完全に別物だけど。
胸とアソコと耳にピアス。
私と同じくらい小さかった胸が、凄く大きくなっている。
こんな短期間で自然にこんなに大きくなるハズがない。

「……そんなにジロジロ胸を見ないでよ。照れるじゃないの。どうしたの? あ! 初春も胸を大きくしたいんだ! わかった! 私の胸を大きくしてくれた人に、初春のも大きくしてくれるように頼んであげる! 初春みたいにカワイイ子が巨乳になったら、絶対に人気が出まくるだろうね♪ 間違いなく指名が殺到するよ! 間違いない!」
「……さ……佐天さん……やめて……やめてください……! あ゛っ!? そっそんなとこ……ダメです……っ!」

佐天さんは機関銃のように話しながら、わたしの身体をいじりまわす。
以前わたしで遊んでいた時と違う。
目も雰囲気も手つきも。

「初春っ!何やってますの佐天さんっ!? 初春はアナタのために危険を冒して、今こんなところに……!」
「うるさいなあ。もちろん初春には感謝してますよ。感謝してるから、初春を悦ばせるために努力してるんじゃないですか。それに

初春はそんなのナシでも好きですしね。酷い事はしない……というか、できないですよ。白井さんになら、できますけどね♪」

佐天さんは白井さんの怒鳴り声に適当に返事しながら、わたしのアソコを下着ごしに責める。
指でいじったり舌でナメたり。
わたしを快感を与えようと努力しているみたいだけど、全く気持ち良くならない。
気持ち悪いだけ。
わたしが違和感や不快感で悲鳴を上げつづけていると、憂鬱そうな顔をした佐天さんが、スカートの中から顔を出した。

「うーん……初春、よくない? わたしネコばっかりでタチやった事ないからなあ……。最初っからコレに頼るのは何だけど、仕方ないか」
「……佐天さん? そ、それは……?」
「ジャッジメント(風紀委員)の初春なら知ってるかな? 魂砕き(ソウル・ブレイカー)だよ♪」
「え゛っっ……!?」
「あはははは♪ その反応は知ってるみたいだね。大丈夫、大丈夫♪ 魂砕き(ソウル・ブレイカー)なんて言われてるけど、実際に魂が壊れるわけじゃないから。ちょっと心と体に消えない傷跡が残るだけ♪ 代わりに死ぬまで楽しめるんだから最高じゃない」

佐天さんは満面の笑みで言い切る。
……こんな風に、なるの?
魂砕き(ソウル・ブレイカー)を打たれた人間がどうなるか、わかりやすく実例を見せられているような気がする。
魂砕き(ソウル・ブレイカー)を打たれた人間がどうなるかは、何度もジャッジメントの先輩に聞かされた。
聞いていて辛くなり、耳をふさぎたくなるような悲惨な人生。
心の弱さから麻薬に手を出した代償としても、悲しすぎるとしか言えない人生。
……そんな物を売ってる人がいるんですか。
怒りに身体の震えが止まらなかった。
わたしは正義感でジャッジメントになったわけじゃない。
それでも魂砕き(ソウル・ブレイカー)を売るような人間は、絶対に許してはいけない犯罪者だと思った。
……それの入った注射器が、ゆっくり私に近づいてくる。
怒りとは違う感情で、身体の震えが止まらない。

「そんなに脅えないでよ、初春。これは原液じゃないから間違っても死なないって。十倍くらいに薄めたヤツだから、お子様の初春には丁度いいと思うよ? ……これだけ言ってもコワイ? 仕方ないなあ。白井さんに打って、これくらいじゃ死なないって証明してあげるよ」
「……え……? ちょっ……ちょっと待ってください、佐天さんっ! 白井さんに、そんなこと……っ!」
「……止めなくてもイイですわ、初春。佐天さん、わたしに打ちなさい。」
「へえ……初春のために自分が犠牲になる気ですか? さすが白井さん。ジャッジメントの鑑ですね♪」

わたしの制止の声に立ち止まった佐天さんが、また白井さんの方に歩いていく。

「ダッダメですっ! やめてください佐天さんっ! 何でも言うこと、聞きますからぁっ!」
「何でも? 本当に? 本当に何でも聞いてくれるの? じゃあ私の奴隷になりなさい。死ぬまで」
「……ど、どれい……?」
「嫌なの? あっそう。じゃあ白井さんに」
「わっわかりましたっ! なりますっ! 佐天さんの奴隷になりますっ! だからっ! だから白井さんにはっ!」

わたしが必死に叫ぶのを聞いた佐天さんは、嬉しさと悲しさが混じったような複雑な表情で、私のそばに戻ってきた。
そして注射器を私の腕に近づける。
……こわい……!
今すぐ逃げたしたい。
やめてと叫びたい。
……だけど、ガマン。
やめるよう佐天さんを怒鳴る白井さんの方を見る。
……白井さんが壊れるところを見るくらいなら、わたしが壊れる方がマシ。
初めて会った時から白井さんが好きだった。
可愛くて格好よくて強くて優しい。
こんなに魅力的な人はいないと思ったし、もちろん今でも思ってる。

『ワタクシの身も心も、お姉様のモノですわ!』

白井さんが御坂さんの信奉者になったとき、わたしの中に淡い希望が生まれた。
女の子同士なんだから、両思いになるのは無理。
そんな常識を白井さんは全く気にしてないように見えた。
白井さんが御坂さんにフラれた時、白井さんの近くに私がいたら、もしかしたら……。
……そんなことを考えていた罰が当たったのかな?

「……初春の心は……白井さんのモノなんだね……」
「い゛っ……!」
「……せめて初春の身体は……私のモノに……」

佐天さんは聞き取れないくらい小さな声で何かつぶやきながら、注射針を私の腕に突き刺した。
目がくらむくらい痛い。
普通より注射器が大きかったので痛いだろうと思ってたけど、思ってた以上に痛い。

「魂砕き(ソウル・ブレイカー)は効果が現れるまで時間かかるから……おしゃべりでも、してる?」

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