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黄薔薇★★絵日記

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4月×日  晴れ

今日はトンでもない1日だった。
まず学校で『菜々ちゃん歓迎会』というサプライズパーティーがあった。
何も聞かれていなかった――サプライズだから当然だけど――ので凄く驚いた。
それは問題ない。
凄く驚いたけれど、歓迎会を開いてくれたお姉さま達の気持ちは嬉しかったから。
問題はその後。

「なっ何これっ!?」

歓迎会の最後にジュースを飲んだ私は、たちまち眠ってしまった。
起きて早々ものすごく驚いた。
昼間のサプライズパーティーの比じゃなかった。
私の短い人生の中で、ダントツ1位の衝撃。
なにしろ裸で拘束されていたんだから。

「やっと起きた。心配したよ」
「ダメじゃない、由乃さん。睡眠薬の量を間違えたら」
「……ご、ごめんなさい……」

私の前には山百合会のメンバーがそろっていた。
全員わたしと同じく裸。
志摩子さまの意外に大きな胸も、由乃さまの毛が全然ないアソコも、祐巳さまのカワイイお尻も、全て丸見えだった。
丸見えなのに、誰も恥ずかしがっていない。
薔薇の館にいる時のように、平然とおしゃべりしている。

「……お……お姉さま……! これ……何ですか……!? どうして……こんな……んぐっ!?」

いきなりキスされた。
何をされたか理解できず呆然とする私の口の中に、お姉様の舌が入ってきた。
……い゛っ……い゛や゛っ!
ディープキスは知っていた。
ファーストキスはお姉様とするんだろうなと、ぼんやり思っていた。
期待していた。
だけど、これは違う。
こんな異常な状況でするのは嫌……!

「由乃さん、がっつきすぎ」
「そうよ、由乃さん。落ち着いて。菜々ちゃん、恐がってるわ」
「……そ……そうね。ご、ごめんなさい、菜々。私ちょっとパニックになってるみたい……」

お姉様を私から引き離した祐巳様と志摩子様が、苦笑いしながらお姉様をさとす。

  ――中略――

「ん゛っん゛っ……ん゛ん゛っ……ん゛っ……! ん゛ん゛ん゛~~~~~~!」

お姉様にディープキスされながら私は、もう何度目かも分からない絶頂に達した。
お姉様に口をふさがれているから、思いっきり喘ぎ声を出せない。
そのぶん快感が体内にたまっていくような気がする。
アクメによる長い痙攣が収まる頃になってようやく、お姉様は私の口を自由にしてくれた。

「菜々ちゃん、またイッちゃったね。さっきまで処女だったとは思えないよ」
「……お姉様の責め方も、処女を失ったばかりの女の子にたいするものとは思えませんが……。激しすぎます」
「いいじゃない、瞳子。菜々ちゃん、苦しむどころか悦んでるんだから」
「そうね。菜々ちゃんは激しくされるのが好きみたい。祐巳さんにピッタリね」
「何よ。私にはピッタリじゃないって言うの? 祐巳さん! 菜々は私の妹なんだからね! わたしの許可なく手を出したら、絶対に許さないわよ!」

お姉様たちの会話が遠い。
責められはじめてから数時間。
たび重なる絶頂で私の疲労は極限に達していた。
天井から伸びる鎖で手首を吊られてるから立っているだけで、それが無かったらとっくに倒れていたに違いない。
……セックスってこんなに疲れるんだ……。
オナニーと全然ちがう……。

「……おねえ……さま……私……も……あヒィッ!」
「え? 菜々、どうしたの? もっと責めてほしいの? わかった。もっとイジメてあげるね。みんな、協力して」
「……ち……ちが……あんンッ! ぁ……あ゛っ! はぁっ……はぁっ……ぐ――……お゛あ゛……っ!」

お姉さまの甘ったるい猫なで声とともに、祐巳様たちが一斉に私の身体を取り囲み、指や舌で責めはじめた。
……もう……許して……。
……休ませて……眠らせて……気絶させて……。
身体を鍛えていなかったら、簡単に気絶したかもしれない。
幼いころから剣道を習い、心身ともに鍛えていた私は、気絶する事ができなかった。
発情しきった身体が強制的に頂点に近づいていくのを、朦朧とした意識で感じていた。

  ――中略――

自分では毎日のように聞いているけど、他人には聞かせた事がない――聞かせたらダメな音が、部屋中に響いた。
誰1人しゃべらず、わたしが崩壊する様を観察していたから。
そのうち感嘆する声や揶揄する声、同情する声や批判する声が、崩壊音に混ざりはじめる。
それを聞きながら私は、言語を絶する解放感に、ガクガクと裸身を震わせていた。

「菜々、力を抜きなさい……って、もう言う必要ないみたいね」
「……ぇ……ぁ……」
「あと2回、入れるからね。そうすれば完全にキレイになるから」

半分くらい失神している私の肛門に、お姉さまが浣腸器を突き刺す。

チュルチュル……チュルチュル……

「……ぅ……ぁ……ぉ……」

再び入ってきた温かい液体に、私の口から意味のない呻きがもれる。
1度だしているせいか、効いてくるのが先ほどより早かった。
ガマンも全然できない。
する気力がない。
ガマンにガマンを重ねて崩壊した1度目で、身体中の気力が流れ出してしまったような気がする。

「菜々ちゃんの身体、すっごくキレイだね。胸は全然ないけど」
「お姉さまも人のこと言えないじゃないですか。私や菜々ちゃんと、ほとんど変わりません。誤差の範囲です」
「ドングリの背比べ、やめない? 悲しくなってくる……。胸なんて小さくても全く問題ないわよ!」
「そうね。胸の大きさなんて魅力と関係ないわ。乃梨子がいい例よ」
「……志摩子さん。そこで例に出されると凄く悲しいよ……。巨乳の志摩子さんが言っても説得力ゼロだし……」

おなかの中を出し尽くした私は、お姉様たちと一緒にお風呂に入った。
身動きできないくらい疲れきっていた私は、お姉様たちの会話を聞きながら眠ってしまった。
湯船の中で。
わたしが沈んでいるのに気づいた祐巳様が悲鳴を上げて、あわてて全員で引き上げたらしい。

「菜々、どう? 気持ちイイ? すっごく気持ちイイんじゃない? 声が甘くなってるわよ。少し動かしてあげる」
「う゛ぅあ゛っ!? あ゛っ! い゛ぎぃっ! あ゛っあ゛っあ゛っ! お゛ぐぅっ!」

お風呂から出た私は、大きなベッドの上で、お尻をお姉様に延々と責められた。
最初は違和感や苦痛しか覚えなかった。
本来は出るところなんだから当然だ。
だけど何故か途中から気持ちよくなった。
ローターからアナルパール。
そしてアナルバイブ。
責めるものが変わるにつれて、わたしのアヌス感覚は目覚めていった。

「瞳子のクリトリス、また大きくなってない? オナニーしすぎ。そんなにエッチだと、瞳子と結婚する人は大変だろうね」
「わっわたしをエッチにしたのは……ん゛あ゛っ! お姉様じゃないですかっ……! それに瞳子は結婚なんて……ンギイイイッ…

…!?」

右隣のベッドで祐巳様が瞳子様を嬲っている。
それは『嬲っている』という表現がピッタリな光景だった。
瞳子さまが一糸まとわぬ裸なのに、祐巳様は高価そうなネグリジェを着ている。
お風呂あがりで髪の毛を下ろしている2人は、いつもとは全く違う空気をまとっていた。

「……の……のり、こっ……! 前も……いじって……っ! このまま……だと……やああっっ! イクッ! イッちゃうぅっ……!」
「お尻だけでイクなんて志摩子さんはエッチだなあ。それでも白薔薇様なの? 志摩子さんを本物のマリア様みたいに思っている人が今の志摩子さんを見たら、なんて言うだろうね」
「やめっ! やっ! やめてぇっ! イクッ! またイクッ! イッグゥウッ!」

左隣のベッドで志摩子さまが乃梨子さまにイカされまくっている。
……あの志摩子様があんなに乱れるなんて……。
エッチが似合わないリリアン女学園の中でも、志摩子さまほど似合わない人はいないと思ってた。
清楚で可憐な容姿。
聖女みたいな性格
そういう感覚とか感情とか欲望とか、全然なさそうに見えた。
……それが、今、お尻だけで連続絶頂に陥っている。
その姿は聖女というより痴女だ。

「よそ見するなんて余裕ねえ……。これくらいの振動じゃあ物足りない? いいわ。もっと激しくしてあげるっ!」
「あ゛っ!? お゛ごぉっ! ほお゛お゛っ! ぎゃふっ! あ゛え゛え゛っ!」

お尻を埋めていたアナルバイブの振動が、いきなり激しくなった。
……イ……イイ……ッ!
気持ちイイッ!
太いアナルバイブが腸壁を擦るのが、たまらなく心地いい。
ずーっとお尻を責められていたい。
そう思った。

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「……何よ、これは」
「絵日記です」
「そういうこと聞いてるんじゃないわよっ! この日記の中身を聞いてるのっ!」

お姉さまは怒鳴りながら、日記を机にたたきつけた。
他人の物をそんなに乱暴に扱うのはダメですよ、お姉さま。
いくら妹の物でも。

「何か嘘が書いてありましたか? あまりにも過激な体験だったので、記憶が混乱している所があるかも……。訂正する箇所があったら教えてください」
「……捨てなさい」
「は?」
「捨てなさいって言ってるの! こんなの人に見られたら大変じゃない!」

こんなの見られたら大変……なんて言葉をそんなに大声で叫ぶのは良くないと思いますが。
ここは私の家。
今は誰もいないので問題ないけど、いたら確実に聞かれて疑問を持たれただろう。

「大丈夫です。鍵のかかる引き出しに、厳重に保管しておきますから」
「だからって……!」

その後もお姉様はギャアギャア騒いだけれど、全て右から左に聞き流させてもらった。
これは捨てない。
絶対に捨てない。
トンでもなく大きな衝撃を受けた私が自尊心を保つために、どうしても必要な物だから。

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