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「おかしいと思わないんですか!? あんなに小さな子たちと……!」
「確かに珍しいとは思うけど……そんなに怒ることかしらぁ? 無理やりじゃないのよぅ? ちゃんと話し合って決めたんだから、周りの人間がとやかく言うのは良くないんじゃないかしら?」
「そういう問題じゃありませんっ!」

桜田くんが雛苺たちと……セ……セックス……してるなんて……!
雛苺が話してくれなかったら知らなかった。
ずっと知らないままだったら、取り返しがつかない事になってたかもしれない。
何とか桜田くんを正しい道に連れ戻さないと。

「それに……その……あ、姉と弟で……そんな関係になるなんて……どうか……してます……っ!」
「あらあら、酷い言い方するのねぇ。驚くのは無理ないけれど……だからって言い方には注意しないとダメよぅ? 同じ内容でも、言い方によって伝わり方は違うからねぇ」

のれんに腕押し。
そんな言葉が頭に浮かぶ。
いくら私が語気を強めても全然こたえない。
以前から掴みどころが無い人と思っていたけど、最近それが一段と酷くなったような気がする。

「つまり巴ちゃんは、自分がジュン君とセックスできないのが不満なのねぇ?」
「………………は? な……なんで……そうなるんですか……?」
「何でって……巴ちゃん、ジュン君が好きでしょう? ジュン君でオナニーするくらい。雛ちゃんから聞いてるわよぅ」

恥ずかしさで顔から火が出たと思った。
……雛苺……見てたの?
自慰しているときの自分の痴態を思い出す。
パジャマを脱いで、ショーツの上からアソコを撫でる。
ショーツにシミができるくらい濡れた後、ショーツを脱いで、指を少しだけ入れる。
もう片方の手で胸をいじる。
桜田くんにアソコと胸を愛されてるのを想像しながらイク。
イク瞬間の喘ぎ声は、枕を噛んで抑えこむ。
……どこから、どこまで見られてたんだろう?
抑えても抑えても漏れる喘ぎ声も、聞かれていたのかもしれない……。

「巴ちゃん、泣かないで。私は別に責めてるわけじゃないのよぅ? ただ巴ちゃんに楽に……素直に……幸福になってほしいの。巴ちゃんにはジュン君が立ち直る時に協力してもらったから。わたし凄く感謝しているの。本当よぅ?」
「……い……いえ……。私は別に……」

涙をぬぐいながら、首を横に振る。
別に謙遜してるわけじゃない。
わたしは大して役に立たなかった。
ジュン君が学校に通えるようになったのは雛苺たちの力が大きい。
………………それは、わかるけど。

「やっぱり私――……」
「こんにちはインターホン鳴らしても返事ないから勝手に入ってきちゃったけど構わないわよね……ってアレ? 誰あなた? もしかして新しい子?」
「……い……いえ……」

いきなり現れたのは20代前半くらいの女性。
隣にいるのは……ローゼンメイデン?
この人もローゼンメイデンのマスター?
……あれ……もしかして、この人……。

「ジュンジュンは? 上?」
「すみません。まだ帰ってません。どこかに寄ってるみたいで……」
「ほほう! あのジュンジュンが寄り道か! 感慨深いねえ!」
「……あ……あの……」

ものすごくテンションが高い人だ。
こういう人は正直ちょっと苦手だけど……。

「わたしは柏葉巴です。桜田ジュンくんのクラスメイトです。それで……その……アナタは……」
「アナタが巴ちゃん? ヒナちゃんから聞いてるわ。今日はよろしくね」
「……今日はって……?」
「え? ジュンジュンとセックスするために来たんでしょ? 違うの?」

……やっぱり。
雛苺から聞いていた特徴とピッタリだから、そうじゃないかと思った。
ローゼンメイデン金糸雀のマスター。
確か名前は……草笛みつ……。

「……違います……。私は……そんな事しません……」
「ジュンジュンのこと好きなんでしょ? ヒナちゃんから聞いたわよ。ジュンジュンでオナニーしてるって」
「~~~~~~!」

雛苺ったら……!
会う人みんなに話してるんじゃないでしょうね……!
わたしは心中の動揺を隠すために、何とか笑顔を作る。

「桜田くんに、そういう感情を抱いてるのは否定しません。だけど、そういう事をするのは、私には早すぎると思うので……」
「そうかしら? こういう事に年齢なんて関係ないと思うけど。アナタより小さなカナたちがヤってるんだし……まあ、生まれてからの

年数じゃあカナたちが上だけど」
「……草笛さんは、桜田くんが好きだから、その……せ……せっく、す……してるんですか?」
「そうよ? それ以外に何があるの? まさか金をもらってヤらせてるセックスフレンドと思った?」

あわてて私は首を横に振った。
一瞬だけど、そんなことを想像した。
だって草笛さん私が想像していたより、ずっと魅力的な女性なんだもの。
何でこの人が桜田くんを好きなのか、正直ちょっと分かんない。
歳も離れてるのに。
のりさんは姉だから、色眼鏡的なものが存在するのかもしれないけど……。

「わたしも初対面のときは正直ちょっと残念な子だなーとか思ったのよ。だけど色々あって、親しくなって……好きになっちゃったのよ。初めて抱かれた時はメチャクチャ緊張したわ」
「まさか処女とは思いませんでした。ベッドの血を見たときはケガしたのかと思いましたよぅ」
「……え? 初めて……だったんですか?」

草笛さんは私の失礼な問いに、恥ずかしそうに頷いた。
……そんなに……桜田くんが好きなの?
意外だわ。
みんな興味本位で桜田くんと……してると思ってた。
桜田くんを本気で愛してる人もいるんだ。

「真紅ちゃんや翠星石ちゃんも、ジュン君が大好きだから抱かれたんだと思うわよぅ? 巴ちゃんも1度だけ、だまされたと思って、ジュン君に抱かれてみない? きっと新しい世界が見えるわよぅ?」
「あ、新しい世界……?」
「ずーっとオナニーしながら妄想していたのが、現実になるのよぅ? こんなチャンス、滅多にないと思うけど」

妄想が現実に……妄想が……。
桜田くんの前で裸になる。
わたしの胸を桜田くんがホメてくれて、愛してくれる。
そのお返しに桜田くんの……お、おち……を愛する。
桜田くんの……が私のアソコに……は……はいって……。

「巴ちゃん!」
「はいっ!?」
「何ぼーっとしてるのよぅ? どうするのぅ? 今日なら私も草笛さんも、一緒にしてあげられるけど」
「………………お……おね、が……お願いっ……しますっ……」
「わかったわ。ふふふ……恋する乙女は盲目ねぇ」
「私もアナタも実利が目的なのにね……」

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