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やおい(AV)

5KB  スカトロ大  やおい

僕はモテなかった。
見た目が中の下で性格は少し問題あり。
スポーツからきしで勉強は中途半端。
1番の特徴は180以上の身長。
これでモテるワケがない。

「お前の笑顔は気持ち悪い」

小学生の時にこう言われたのがトラウマ。
好きな女の子はいたけど当然ながら告白する勇気は出なかった。
断られるのが目に見えているから。
屈折した感情や欲望をエロ漫画やエロ小説やエロゲーに向けた。
小遣いの大半をそれらに使った。

「やおい……?」

男同士のセックス(やおい)にハマったのは大学生のとき。
最初は漫画や小説やゲームで満足していた。
だけど徐々に満足できなくなって、リアルで体験したいと思うようになった。
それで始めたのが出会い系。
1人目も2人目もアレだった。

(こんなもんか……)

ガッカリして出会い系やめようと思ったとき出会った。
出会ってしまった。
名前は佐々木さん。
見た目も性格も文句なし。
何でこんな人が……って最初は思ったけど、何度か会って親しくなっていったら、そんなこと考えないようになった。

「今度ホテルに行こうか?」

だから誘いを受けたときは凄く嬉しかった。
生きていて良かったとすら思った。
前日は興奮して眠れなかった。
当日は朝からソワソワしまくって、家族に不審がられた。
喜び勇んで待ち合わせ場所に行って、ラブホテルに直行。

「こいつを使うのか……?」

ラブホテルの部屋にいたのは、見るからに怪しそうな男が数人。
苦虫を噛み潰したような顔でジロジロを僕を見まくる。
何が何だか分からないけど恐くなって、部屋から出ようとした。
その瞬間、いきなり身体が勝手に跳ねて床に転がる。
2回、3回と食らって気絶した。

「ん゛ん゛っ!? ん゛っ! ん゛ん゛ん゛っん゛ん゛っ……!」

目を覚ましたら裸で拘束されていた。
手首と足首の鎖が、天井と床につながっている。
おまけに口に何かハメられていて話せなかった。
パニックになって暴れる僕。
男たちはカメラとかバイブとか浣腸とか準備しはじめる。

「ホモビデオに出てもらう」

リーダーらしい中年の男の説明によると、用意していた男優がいきなり逃げたらしい。
それで副監督――佐々木さん――が僕の名前を挙げた。
顔が残念だが仕方ない……そう男は吐き捨てる。
冗談じゃない!
そんなビデオに出ているのがバレたら……!

「君の名前とか全部オレは知ってるんだけどなあ?」

佐々木さんは僕がビデオに出なかったら、ホモの出会い系サイトを利用していたことを言いふらすと脅してきた。
その表情はいつもと変わらない笑顔。
だけど目が笑っていなかった。
この人は本当にやりかねない。
そう思った僕が暴れなくなると、佐々木さんは僕の頭を撫でた。

「ちょっとだけど出演料も出すから。普通こんな体験できないんだから、楽しんだ方がいいよ?」

佐々木さんが言うと同時に、お尻に何が刺さった。
冷たい液体が入ってくる……イチジク浣腸?
そう思って見た僕はビックリした。
大きな注射器がお尻の穴に入っていたから。
浣腸器――もちろん知っていたけど見るのは初めてだった。

「あ゛あ゛っ……く……苦しいい……! トイレ……行かせて……! 出るぅっ……!」 ギュルギュルギュル……

浣腸されてから5分もしない内に、僕はたまらない便意に苦しんでいた。
浣腸には興味はあったけど経験はなかった。
こんなに苦しいなんて……!
どれだけ頼んでも佐々木さんたちはトイレに行かせてくれない。
僕の泣き顔をニヤニヤと楽しそうに笑いながら見ている。

「ここに出しなさい」

佐々木さんは僕のお尻の下にバケツを置くと、グッと腹に力をくわえた。
限界ギリギリでそんな事されて、耐えられるわけがない。
僕は泣き叫びながらウンコしはじめた。
タイミング悪く何日か便秘したせいか、ウンチはいつもより大量に出た。
臭いも凄くきつい。

「人前で脱糞するのが夢だったんだろう? 良かったじゃないか。夢がかなって」

佐々木さんが笑いながら、僕の顔を撫でる。
そんなメールを確かに送った。
でもそれは、あくまで妄想の話。
ホモセックスはともかく、浣腸はリアルで体験したいとは思っていなかった。
トンでもない所を見られた……消えたいくらいの絶望感でグッタリとなった僕は、拘束を解かれて風呂に連れて行かれた。

「ちゃんと広げておかないとメチャクチャ痛いぞ」

風呂場で何度もシャワー浣腸されて拡張された。
異様な感覚に涙が止まらない。
泣くな! と怒鳴られて声を出すのはガマンしたけど、泣くのはガマンできなかった。
そんな僕がフロから出ると、佐々木さんが小さなビンを渡してくれた。
これを吸うと気持ち良くなるらしい。

(ホントかな……?)

エロ本やエロゲーには『媚薬』なんてものがポンポン当たり前のように登場する。
僕は媚薬を使うシチュエーションが大好きだったけど、リアルに存在するのは大した事ないと思っていた。
あんなに強力なら、犯罪に使われまくると思ったから。
だけど少しでもマシになるならと思って、ビンの中のモノを思いっきり吸いこんだ。
頭をガツン! と殴られたみたいなショックで、僕はフラフラになってしまった。

「効きすぎて発売中止になったやつだからキクでしょ?」

佐々木さんの声が聞こえるけど、それがどういう意味が分からない。
立ってられなくて床に寝てしまった僕のお尻に、固いモノが入ってきた。
お尻の穴が拡張された後だし、それがローションまみれだったおかげで、けっこう太いのが簡単に入った。
指やエネマグラ、アナルパールを入れた経験はあるけど、そのときは違和感しか無かった。
だけど、このときは……。

「こいつレイプされてるの分かってるのか?」
「よっぽど溜まってたんだろう」
「見ろよ。もう先走り垂れてるぜ」
「これならオレらの入れても大丈夫そうだな」

アナルバイブで僕をひとしきりアンアン鳴かせると、男は自分のモノを一気に奥まで入れてきた。
初めて経験するアナルセックス。
何度も何度も何度も想像してオナニーしてきた。
夢がかなって嬉しい。
想像の何倍も気持ちイイ。

「こっち見て」

四つんばいで犯されている僕に、佐々木さんが優しく声をかけてきた。
ノロノロと顔を上げると、佐々木さんがカメラを構えて僕を……パシャ、パシャ、パシャ!
とっさに顔をふせると、髪の毛をつかまれて、無理やり顔を上げさせられた。
口を開くように怒鳴られて、恐る恐る開いたら、チンチンを突っこまれた。
お尻を犯されながらフェラチオしている僕を、佐々木さんは淡々と撮影しつづける。

(とらないで……やめて……やめてぇ……)

アナルセックスは気持ちイイ。
もう戻れない、戻りたくないくらいイイ気持ち。
だけど撮影されるのは別。
こんな姿が……バレたら……見られたら……僕……。
真っ暗な未来を想像しながら僕は射精してしまった。

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