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郁美

5KB  こみパ

郁美「和樹さん私、できました」
和樹「え? 何ができたの?」
郁美「和樹さんの子どもです」
和樹「………………え? い、今、何て言ったの?」
郁美「わたし和樹さんの子どもを妊娠しました」



和樹「……あはははは。郁美ちゃんが冗談を言うなんて珍しいね……」
郁美「冗談じゃありません」
和樹「……今日はエイプリルフールじゃないよ?」
郁美「知ってます」
和樹「……マジか」



郁美「和樹さん。わたし産みたいです。認知してくれますか? 認知してください」
和樹「ま、待って郁美ちゃん。落ち着いて。産むってそんな、中学生なのに……」
郁美「……堕ろせって言うんですか?」
和樹「いや……その……。元気になったって言っても……まだ……あ、あれだ。身体にかかる負担とか、きついんじゃないかな……?」
郁美「大丈夫です。お医者さんは大丈夫だって言ってくれました」



和樹「も、もう医者に行ったの? ……まさか、雄蔵さんにも話した?」
郁美「話してません。それどころか、和樹さんと私が肉体関係にある事も知りません。徹底的に隠してますから」
和樹「知られたらオレ、半殺しにされるだろうな……。いや、全殺しかも……」
郁美「大丈夫ですよ。私もちゃんと説得に加わりますから。お兄ちゃんは私に弱いから何とかなります」
和樹「郁美ちゃんを溺愛しているぶん、オレに対する怒りが凄まじいと思うんだけど……」



郁美「お兄ちゃんより厄介なのは父と母ですね」
和樹「……恐いの?」
郁美「はい」
和樹「雄蔵さんよりも……?」
郁美「お兄ちゃんなんて、お父さん達に比べたらずっとマシですね」



和樹「そ、そんなに……!? うーん……郁美ちゃん」
郁美「何ですか?」
和樹「堕ろして」
郁美「………………え?」
和樹「どう考えても出産するのはマズイ。まだ2ヶ月くらいでしょ? 今なら郁美ちゃんの身体にもほとんど悪影響ないと思うから」



郁美「そ、そんなっ……!? 嫌です! 堕ろしたくありませんっ!」
和樹「オレが社会的に抹殺されて、2度と漫画を描けないようになっても構わないの?」
郁美「しゃ、社会的に抹殺……? どういうことですか?」
和樹「考えてごらん。いくら同意の上と言っても中学生を妊娠・出産させた人間が、まともな生活を送れると思う? 正しい評価を受けられると思う? 色眼鏡で見られるに決まってる」
郁美「そ……そうかもしれませんけど……でも……」



和樹「郁美ちゃん、オレを愛してるって言ったよね? オレの夢を全力でサポートするとも言ってくれた。それらは嘘だったの? その場の雰囲気に流されただけ?」
郁美「ちっ違いますっ。私の本心ですっ!」
和樹「じゃあオレの将来を守るために決断してよ」
郁美「……で、でも……でも……」
和樹「郁美ちゃん」



郁美「……和樹さんは……わたしを愛してないんですか……?」
和樹「え?」
郁美「堕ろせなんて……愛してたら言わないはずです」
和樹「………………」
郁美「和樹さん……」



和樹「ああ、面倒くさいな。いいよ、もう。大志!」
大志「何だ同志」
郁美「きゃあっ!? た、大志さん……? どこから入ってきたんですか?」
大志「そのようなこと、どうでもイイであろう。同志、何用だ?」
和樹「事情はわかってるな」



大志「承知している」
和樹「頼む。後腐れがないように始末してくれ」
大志「わかった」
和樹「サンキュー大志! やっぱ持つべきものは友だよ!」
大志「困った時だけそのような事を言われても嬉しくないな」



郁美「あ、あの……?」
和樹「郁美ちゃん、さようなら。郁美ちゃんのことは絶対に忘れないよ。郁美ちゃんと過ごした時間はものすごく楽しかった。ありがとう」
郁美「え……? ど、どういうことですか?」
大志「お前は二度と同志と会えないと言うことだ」
郁美「えっ!? どうして……げふっ!? がふっ! ごふぅっ……!」



和樹「いきなり女子中学生の腹を蹴りまくるか。本当に鬼だな、お前は。頭の中と心の奥を見てみたいよ」
大志「恋人だった人間の苦しむ様を、笑いながら見ている同志も大概と思うがな」
郁美「お゛っえ゛え゛え゛え゛え゛っ……!」 ビチャビチャビチャ……
和樹「おいおい。人の部屋でゲロはくなよ。掃除するのはオレなんだぞ」
大志「意外に丈夫だな。これだけ蹴っても気絶しないとは」



郁美「……う゛っ……ぐ……。た……助けて……誰か……」
和樹「すばるをヤった時みたいにクスリを使ったら1発だろ?」
大志「……同志。アレがいくらすると思っている? そうそう何度も使えるようなクスリではない。あの時は対象があまりにも手強かったので、仕方なく使ったのだ:
和樹「そう言えば今すばるってどうしてるんだ?」
大志「連日連夜くだらない男たちに輪姦されて、奴隷としか言えないようになっている。正義感が強いぶん敵が多かったようでな。

『御影すばるを犯したくないか?』と聞いたら志願者が殺到したらしい」



和樹「そうなのか。アノすばるが奴隷ねえ……変われば変わるもんだ」
大志「最初は抵抗・逃亡する意志もあったようだが、今は完全に屈服しているらしい。自分を売ったのが同志だと聞かされたのが、決定的なショックを与えたようだ。自分に懐いているペットを手ひどく捨てるとは、同志の冷酷さも本物だな」
和樹「オレが郁美ちゃんにSMプレイしているのを見たくらいで激怒するようなペットは必要ないよ。……郁美ちゃん、どこ行くの? 戻っておいで」
郁美「ひぃっ……! は、離してください……! 許して……っ!」
和樹「大丈夫だよ。すばるを犯しているような連中は、郁美ちゃんの相手にはならないから。なあ、大志?」



大志「ああ。女子中学生をレイプしたいと考えるような男は、それなりの年齢と地位に達した者が多い。乱暴な事をされる可能性は低いだろう。そのぶん歪んでいるかもしれんがな」
郁美「そ……そんな……。和樹さん……!」
和樹「郁美ちゃんが悪いんだよ。オレの言うことを大人しく聞かないから。悪い子にはオシオキしないと」
郁美「……わ……わ、わかりました……。堕ろします……だから……」
和樹「ダメだよ、郁美ちゃん。郁美ちゃんは賢い上に勝気だから、ここで逃がしたら絶対に復讐を考えて実行する。ここで徹底的に責めて責めて責めまくって、心を折っちゃうのが正解だよ」

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