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やおい(スイートナイツ)

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七瀬尚太……七瀬凛々子(スイートリップ)の弟  スイートハートに変身する  11歳
宮守勇人……宮守麻由希(スイートパッション)の弟  スイートパークに変身する  11歳
宮守友樹……勇人の双子の弟  スイートワードに変身する  11歳



ココノ「メッツァー様。新たに誕生した魔法戦士の正体が判明しました」
メッツァー「誰だ?」
ココノ「スイートリップの弟と、スイートパッションの弟です」
メッツァー「……そうか」
ココノ「驚かないのですか? わたしは下魔の報告を聞いたとき絶句したんですが」



メッツァー「そうじゃないかと思っていた」
ココノ「そ、そうですか」
メッツァー「詳細を言え」
ココノ「はい。最初にメッツァー様に攻撃したのがスイートハート。スイートリップの弟で、本名は七瀬尚太です」
メッツァー「うむ」



ココノ「メッツァー様の魔法を防いだのがスイートパーク。スイートパッションの弟で、本名は宮守友樹です」
メッツァー「ふむ」
ココノ「私たちが引き上げるとき追撃してきたのがスイートワード。スイートパークの双子の兄で、本名は宮守勇人です」
メッツァー「3人の歳は?」
ココノ「3人とも11歳で、同じ学校に通っています」



メッツァー「くっくっく。11であの強さか。笑うしかないな」
ココノ「末恐ろしいですね」
メッツァー「ああ」
ココノ「どうしますか?」
メッツァー「サキュバスとディラックを呼ぶ」



ココノ「上魔と下魔はどうしますか?」
メッツァー「下魔は足手まとい以外の何物でもない。上魔のみ召喚しろ」
ココノ「はい」
メッツァー「魔法戦士6人が相手だ。強力な上魔を選べよ」
ココノ「わかりました」



同時刻  麻由希の家
麻由希「ほら。早く言いなさいよ」
勇人「お、押すな馬鹿。ちょっと、その、心の準備が……」
麻由希「なに寝ぼけたこと言ってんの。早く言わないと香那葉ちゃん帰っちゃうじゃない。全く戦闘のときは馬鹿みたいに強気なくせに、どうして恋愛だけは弱気なのよ?」
勇人「馬鹿! こ、声が大きい。香那葉さんに聞こえたら」
香那葉「麻由希さん、どうしたんですか?」



勇人「!」
麻由希「香那葉ちゃん。ちょうど良かった。あのね、勇人が……むぐっ」
勇人「ば、ばば、馬鹿っ! 言うなっ!」
香那葉「? どうしたの、勇人くん」
勇人「な、ななな、何でもありません! はい!」
香那葉「そ、そう?」



麻由希「馬鹿。何のために凛々子さんたちを家に招待したと思ってんのよ」
勇人「……こ、これからの戦いのためだろ?」
麻由希「それなら一泊する必要ないじゃない。このチャンスに香那葉ちゃんとの距離を縮めるんじゃなかったの?」
勇人「………………」
麻由希「香那葉ちゃん、カワイイからすっごくモテるのよ。モタモタしていたら取られちゃうわよ。香那葉ちゃんが男と付き合ってるの、見たい?」



勇人「み、見たいわけ無いだろ!」
麻由希「それならハッキリしっかりストレートに言いなさい。香那葉ちゃん鈍いから、遠回りな告白だと気づかれないかもしれないわ」
勇人「……で……でも……断られたら……」
麻由希「大丈夫よ」
勇人「何でだよ?」



麻由希「女の勘よ」
勇人「凛々子さんならともかく、姉貴に女の勘とか言われても……痛っ!」
麻由希「自分の部屋に戻ってなさい。香那葉ちゃん連れて行くから」
勇人「う、うん」
麻由希「友樹はうまくやってるかな」



凛々子「そうなんだ。友樹くんって物知りなんだね」
友樹「そ、そんなこと、ないです……」
凛々子「尚太も見習いなさい」
尚太「………………」
凛々子「尚太、聞いてる? 尚太」



尚太「ん? 何か言った?」
凛々子「もう。本ばかり読んでないで、人の話を聞きなさい」
尚太「だってこの本すっごく面白いから……。借りてもいい?」
友樹「いいよ」
尚太「ありがとう!」



凛々子「友樹くん、いいの? 大事な本なんでしょ?」
友樹「い、いいです」
尚太「お礼にお姉ちゃんを貸すよ」
友樹「ええっ……!?」
凛々子「尚太」



尚太「本を返すときに返して。それまで楽しんでよ。一緒にお風呂に入ったり、ひとつの布団で寝たり……」
友樹「~~~~~~!」
凛々子「尚太、馬鹿なこと言わないの。……友樹くん? どうしたの友樹くん?」
友樹「………………」
尚太「幸せな妄想に完全にフリーズしちゃってるね」



凛々子「え?」
尚太「友樹、お姉ちゃんが好きだから」
凛々子「………………え?」
尚太「気づかなかったの?」
凛々子「……う、嘘よね……?」



尚太「ホントだよ。信じられないなら本人に聞いてみれば? 目の前にいるんだから」
凛々子「……ええと……その……でも……」
友樹「………………」
尚太「………………」
麻由希「何この空気」



尚太「あ、麻由希さん。香那葉さんと勇人は?」
麻由希「2階で2人で話してるわ」
尚太「うまく行きますかね?」
麻由希「たぶん五分五分よ。それで、どうして凛々子さんたち固まってるの?」
尚太「友樹の気持ちに気づいたお姉ちゃんがフリーズ。友樹はその前から妄想でフリーズ」
麻由希「も、妄想?」



凛々子「麻由希ちゃん。ひとつ聞きたい事あるんだけど、いいかな?」
麻由希「え? あ、は、はい。わたしに答えられる事なら何でも」
凛々子「友樹くんは私のこと、好きなの?」
麻由希「……え……と……。それは私に聞くよりも友樹に聞いた方が……」
凛々子「……そうだね。ごめん、麻由希ちゃん、ちょっと友樹くん借りるね」


麻由希「どうぞ。煮るなり焼くなり好きにしてください。気に入ったらお持ち帰りもOKです」
凛々子「……な、何もしないよ。ヘンな麻由希ちゃん」 (友樹を引っ張っていく)
尚太「2つもカップルが生まれるとは思いませんでしたね」
麻由希「どっちも成就するか分からないわよ?」
尚太「友樹はともかく勇人は大丈夫ですよ。香那葉さんが戻ってきません」



麻由希「両方とも上手く行ったら私たちだけ恋人いない事になるわね」
尚太「あまりモノ同士くっつきますか?」
麻由希「そんな理由で付き合うのは嫌よ。やっぱり付き合うなら好きな人とじゃないと」
尚太「麻由希さん、好きな人いますか?」
麻由希「……今はいないわ。尚太くんは?」
尚太「いません」

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