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やおい(らきすた)

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かがみ「つかさに……恋人……?」
まつり「同じ学校の子らしいわよ。名前は……何だっけ?」
いのり「きよし君でしょ」
まつり「そうそう、きよし君。かがみのクラスにそういう名前の子、いない?」
かがみ「………………」



まつり「かがみ? かがみ。かがみ!」
かがみ「………………え?」
まつり「そんなにつかさに恋人ができたのがショックだったの?」
かがみ「……べ、別に……!」
まつり「顔が鬼みたいになってるわよ」



かがみ「なってないっ!」
まつり「なってるわよ」
かがみ「なってないってばっ!」
いのり「落ち着きなさい、かがみ」
かがみ「落ち着いてるわよっ!」



まつり「落ち着いてないってば」
かがみ「~~~~~~!」
いのり「まつり! からかわないの」
まつり「はいはい」
かがみ「………………」



まつり「つかさに恋人ができるなんてねー。かがみより早いとは思わなかったわ」
いのり「まつりよりも早いとも思わなかったわ」
まつり「私は恋人いたわよっ! 今は付き合ってないだけでっ!」
いのり「つかさも18歳だもん。恋人ができるのは不思議じゃないわよね。そう思わない、かがみ?」
かがみ「思わない」



まつり「即答か……」
かがみ「つかさに恋人なんて早すぎるわ。あの子すっごくお人よしだから、きっと男にだまされてるんだわ。そうに決まってる」
まつり「わかりやすい反応ねー」
かがみ「お姉ちゃんたちは心配じゃないの?」
まつり「心配する理由が見つからないんだけど」



つかさ「オフロ出たよー」
かがみ「つかさっっ!」
つかさ「うわっ!? な、なに……お姉ちゃん、わたし何かした?」
かがみ「恋人ができたってホント!?」
つかさ「え?」



かがみ「ホントなの!?」
つかさ「まつりお姉ちゃん……」
まつり「ごめん。言っちゃった」
つかさ「もう……」
かがみ「……ホントなのね」



つかさ「う、うん」
まつり「同じ学校の子?」
つかさ「うん。2年生」
いのり「あら。学年が違うの? どうやって知り合ったの?」
つかさ「わたしが不良に絡まれているところを助けてくれたの」



まつり「……もしかして、それで一目ぼれ?」
つかさ「……うん」
いのり「ベタベタねえ」
まつり「どこの少女漫画のヒロインなのよ」
つかさ「い、いいじゃない、別に。一目ぼれの何が悪いの?」



いのり「悪いなんて言ってないじゃない。素敵よ」
まつり「うん。私と姉さんは祝福するわ。……かがみは?」
かがみ「反対に決まってるじゃない」
つかさ「え?」
かがみ「今すぐ別れなさい、つかさ」



つかさ「………………え?」
かがみ「きっとその不良とグルね。つかさに近づくために芝居したに違いないわ」
つかさ「……なに言ってるの、お姉ちゃん?」
かがみ「つかさが言いにくいなら私が代わりに言ってあげる。2年の何組?」
つかさ「や、やめてよ! 何でそんなこと言うの!?」



かがみ「今のつかさは冷静な判断ができなくなってるわ。わたしに任せなさい」
つかさ「お姉ちゃんっ!」
かがみ「言いたくなかったら言わなくても良いわ。自分で調べるから」
つかさ「待って、お姉ちゃんっ!」
かがみ「つかさのためよ」



翌日  放課後  学校(屋上)
かがみ「急に呼び出して悪かったわね」
きよし「い、いえ」
かがみ「わたしのこと知ってる?」
きよし「つかささんの、双子のお姉さんですよね?」
かがみ「ええ」



かがみ「………………」
きよし「………………」
かがみ「………………」
きよし「……あの、話って何ですか?」
かがみ「アンタ空手部よね?」



きよし「え? あ、はい。そうですけど……?」
かがみ「そんなに小さいのに戦えるの?」
きよし「は、はい。体格だけじゃ勝負は決まらないので……」
かがみ「へえ。面白そうね。見せて」
きよし「え?」



かがみ「相手は用意してあるわ。とおる君」
きよし「~~~~~~!?」
とおる「………………」
かがみ「殺さないように注意して」
とおる「わかった」



きよし「ま、待ってください! いくら何でも……うわっ!?」
とおる「………………」
きよし「くっ! う゛っ! ぐっ!」
とおる「右腕と左腕、どっちだ?」
きよし「え?」



とおる「面倒だ。両方やる」
きよし「がふぅっ!? あ゛――……! ~~~~~~!?」
かがみ「ああ……いつ聞いても骨折の音はイイわねえ」
とおる「そうだな」 ボギィッ
きよし「~~~~~~!」



かがみ「何が体格じゃ勝負は決まらないよ。手も足も出ないじゃないの。口だけって最低の男ね」
とおる「強かったぞ」
かがみ「え?」
とおる「体格が同じなら負けたかもしれない。努力家だな」
かがみ「あ、そう。それじゃさっさと犯しちゃって」



とおる「ああ」
きよし「う゛う゛っ! ぐっ……う゛っ……う゛っ……! あ゛っ!?」
とおる「すぐに終わる。抵抗するな」
きよし「や、ちょ、何をっ……!? や、やめてっ! 誰か助け――……ぐぶっ!?」
とおる「黙れ」



きよし「お゛っえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ぇっっ……! う゛ぐぅっ!」 ビチャビチャビチャ……
かがみ「あははははっ! カワイイ顔がゲロまみれねえ。記念に写真とっといてあげる」 パシャ、パシャ、パシャ
とおる「オレの顔が入らないよう注意してくれよ」
かがみ「わかってるわよ」 パシャ、パシャ、パシャ
きよし「……や……やめて……とらないで……ん゛っ! ん゛ん゛っ……!」



とおる「入れるぞ。力を抜け」
きよし「やっ……やああっ! ~~~~~~!」
とおる「力を抜け」
かがみ「アンタのじゃ力を抜いても痛いわよ」 パシャ、パシャ、パシャ、パシャ、パシャ、パシャ
とおる「……もう、これくらいで許してやらないか?」



かがみ「なに言ってんの?」
とおる「これだけやっておけば2度と」
かがみ「わたしとヤりたくないの?」
とおる「……わかったよ」
かがみ「よろしい♪」



きよし「んがぁっ! お゛ごぉっ! え゛ぐぅっ! ん゛お゛っ! い゛ぎぃっ!」
かがみ「うーん……体位を変えて。後背位から騎乗位に」
とおる「わかった」
かがみ「同じ構図だと飽きられちゃうからね」
とおる「また売るつもりか?」



かがみ「当たり前じゃない。腹の中はどす黒いけど見た目はイイからね、こいつ。そこそこ売れると思うわよ」
とおる「顔は隠してやれよ」
かがみ「もちろん隠すわよ。しばらくは」
とおる「後で顔つきで売る気か? 卑怯だな」
かがみ「賢明と言ってほしいわね」



翌日  夜  柊家
つかさ「お姉ちゃん、時間ある……?」
かがみ「なに? 宿題?」
つかさ「違うよ……きよし君のこと……」
かがみ「きよし君?」
つかさ「きよし君、両腕を骨折して入院したの……」



かがみ「あら。それは気の毒ね。部活中の事故?」
つかさ「………………」
かがみ「なに?」
つかさ「何か、知らない?」
かがみ「何かって?」



つかさ「き、きよし君がケガした理由」
かがみ「わたしが知ってるわけ無いじゃない」
つかさ「……きよし君、どんな風にケガしたのか、誰にも言わないんだって」
かがみ「へえ。折った人間に弱みでも握られたのかしら」
つかさ「………………」



かがみ「なに? もしかして私を疑ってるの?」
つかさ「………………」
かがみ「確かに殺したいと思ってたけど、実行には移さないわよ。私がそんなに馬鹿に見える?」
つかさ「……見えない」
かがみ「でしょ? 私ならもっとスマートにやるわよ。暴力に訴えるなんて最低の人間がやることじゃない」

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