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梓「梓ちゃんに告白された?」 1~~5

22KB 憂×梓
梓「ガハッ! ア゛ッ! ゲフッ! エ゛ッ! エブッ! ゲェエ゛……ッ!」バシャアッ
憂「汚いなあ。吐くなら吐くって言ってよね。靴が汚れたじゃない。どうしてくれるの。これ、お姉ちゃんにプレゼントされたやつなんだよ?」
梓「あ゛……は……」
憂「ねえ聞いてる? ねえ!」
梓「ゴフッ! ア゛ッ! ウ゛ッ……!」バシャ……
澪「憂ちゃん、やめてっ!」
憂「うるさいですよ、澪さん。代わりに澪さんが蹴られますか? わたしは、どちらでも構いませんよ?」ギロリ
澪「ひっ……!」
憂「馬鹿なこと言ってないで、早く梓ちゃんの服を脱がせてくださいよ。バラされたいんですか?」
澪「ご、ごめんなさい……!」



梓「み、澪先輩……やめて……。何で……こんなこと……あっ」
澪「ごめんなさい……ごめんなさい……」
憂「澪さんは律さんを想いながらオナニーしてるの。『律~~律~~』とか言いながらね。それを私が盗聴・録音したの」
澪「やめてっ! 言わないでぇっ!」
憂「澪さん、手を止めないでくださいよ。早く梓ちゃんを脱がせてください。何グズグズしてるんですか? もしかして何か、たくらんでるんですか?」
澪「ち、違う……! 何も、たくらんでなんか……。ただ、服を脱がせにくくて……」
憂「じゃあ破り捨てればいいでしょう? 簡単じゃないですか」
澪「そ……そんなことしたら、後で……」
憂「ああ、もう! 何も考えないで、言われた通りに動いてください! 馬鹿なんですから!」
澪「ご、ごめんなさいっ!」



憂「3分以内に梓ちゃんを裸にしないと、澪さんの醜態を律さんに教えます。はい、スタート」
澪「え……!?」
憂「何してるんですか? もう始まってますよ」
澪「あ、梓……ごめんっ!」ガバッ
梓「やめてください……やめ……あ゛っ!?」
憂「おとなしくしてて、梓ちゃん。暴れると2度とギターを弾けなくなるよ?」ミシミシ……
澪「憂ちゃん、それは……」
憂「さっさと澪さんが動かないから、梓ちゃんが痛い目を見てるんです。反省してください」バキィッ
梓「ひぎィッ!」
澪「梓っ!」



憂「ごめんね、梓ちゃん。少し力を入れすぎた。……澪さん、手が止まってますよ?」
澪「は、はいっ!」
梓「やめてください……やめてっ……。誰か……助けて……!」
憂「意外と馬鹿なんだね、梓ちゃん。こんなこと人に聞こえる場所でするわけないじゃない♪」
澪「お、終わりましたっ」
憂「はい、ご苦労さま。それじゃこれを梓ちゃんのアソコに突っ込んでください♪」
澪「えっ……?」
憂「どうしました? これが何か分からないなんて、寝ぼけたことを言わないですよね?」
澪「ち、違う……そうじゃなくて、それを……」
憂「梓ちゃんのアソコに入れてください。ローションとか付けたら駄目ですよ?」



澪「そんな……! まだ梓は」
梓「処女ですね。それが何か? もしかして初めての相手がバイブは気の毒だ、なんて言うつもりですか? 自分で裸にしておきながら」
澪「……それは……。でも……」
憂「……はあ。わかりました」
澪「ほ、本当? がふっ!?」
憂「はい。澪さんには言葉が通じないことが分かりました」
澪「あ゛っ! げふっ! やっ……やめてぇっ……!」
憂「いちいち私の言うことにケチつけるの止めますか?」
澪「はっ……はい……」
憂「それじゃ始めてください。グズグズせずに一気に入れてください」



澪「ご……ごめんね……梓……」
梓「やめてください……いや……! やめて……! あ゛っ!?」
憂「どこに行くの、梓ちゃん。動いたら駄目だよ」ボキッ
梓「アガァッ……! あ……は、あ゛……。う……」
澪「梓……ごめん……ごめん……」
梓「あぐぐ……あ゛……! い……い、やぁ……!」ミチミチ
憂「澪さん。のんびり入れるように私は言いました? もう1回けりましょうか」パシャパシャ
澪「ひっ……!」
梓「~~~~~~!」ブチブチブチッ!
憂「よくできました。やればできるじゃないですか」パシャパシャパシャ



澪「えっ……? な、何を撮ってるの……!?」
憂「もちろん記念撮影です。梓ちゃんの処女喪失と、澪さんの強姦の」パシャパシャパシャ
澪「ご、強姦……!? わたし、そんなこと……!」
憂「何を馬鹿なこと言ってるんですか? いま澪さんが梓ちゃんにしたことが、それ以外の何なんですか? ねえ梓ちゃん」パシャパシャパシャ
梓「………………」
憂「白目を剥いて気絶してる♪ まあ当然か。全く濡れていないところに、ローションも付けずにバイブを押しこまれたんだもん。澪さんも酷い事しますね」
澪「それは、憂ちゃんが……」
憂「はい。澪さんに命令したのは私です。だけど写真には、そんなこと写りません。この写真を見た律さんや紬さんが何を考えるでしょうか? 実際に見せてみますか?」



澪「やめてっ! そ、そんな事したら……!」
憂「いいじゃないですか。お二人とも澪さんの意外な一面を見て驚きますよ。驚いた直後に警察に行くかもしれませんが」
澪「いや……いやっ!」
憂「お姉ちゃんや和さん、さわこ先生の反応も楽しみですね♪」
澪「……何を、すればいいの……?」
憂「はい?」
澪「とぼけないでっ! まだ私に、やらせたい事あるんでしょう!?」
憂「そうですね。とりあえず動かないでください」
澪「え……あがっ!?」
憂「顔を近づけないでください。気持ち悪い」



澪「ガフッ! ゲッ! え゛っ! ゴエッ! エグッ! オエエエエエエ……!」バシャアッ
憂「……念のために2、3枚とるか。売れるかもしれないし」パシャパシャパシャ
澪「う゛……グ、あ゛……。あ゛……か……」
憂「汚い顔ですね。ファンクラブの人が見たら泣きますよ」
澪「あ……は……」
憂「お姉ちゃんに梓ちゃんが近づかないように見ててください。近づいたら邪魔して、その後は私に連絡してください。連絡しなかった場合は梓ちゃんに協力したと見なします。わかりましたか?」
澪「は……はい……。ぐえっ!?」
憂「返事が聞こえません。もう少し大きな声で答えてください」
澪「はっ……はいっ! わかりました……! わかりましたぁ……!」
憂「頼りにしてますよ、澪さん♪」



翌朝。学校。
梓「憂……お願い……。これ……はずして……」フルフル
憂「おはよう、梓ちゃん♪ どうしたの? 顔色が悪いけど」ニコニコ
梓「昨日はめた、これ……貞操帯、はずして……!」
憂「ふふふ……おクスリかなり効いてるみたいね♪ 何回オナニーしたの?」
梓「こ、声が大きい……! 誰かに聞かれたら……」
憂「そうだね。それで何回したの?」
梓「……わ……わからない……」
憂「わからないほどオナニーしまくったんだ。梓ちゃん意外とエッチなんだね♪」
梓「ち、違うっ! 憂が変なクスリを塗るから……!」
憂「変なクスリとは失礼ね。お父さんが開発した逸品なのに」



梓「は……早く、これの鍵ちょうだい……!」
憂「はずした後で何するつもり? 教えてくれたら鍵あげる♪」
梓「……洗い流す……」
憂「洗い流す前にする事あるでしょ?」
梓「………………オナニーも、するかもしれない……」
憂「するかもしれないじゃないでしょ? 絶対するよ。間違いない♪」
梓「……おねが、い……! 一晩中うなされて、苦しんで、もう我慢できない……!」
憂「じゃあ今日ウチに来て」
梓「……え?」
憂「貞操帯の鍵、家に忘れてきたの」



梓「そんな……鍵、くれるって……!」
憂「うん。あげるよ。でも今すぐ渡すとは言わなかったよね? 梓ちゃんが勝手に思い込んだだけで」
梓「そんなの酷い……! こんな……放課後まで、無理……!」
憂「そんなこと言われても、ないものは仕方ないでしょ」
梓「……最低……! 唯先輩の妹とは思えない……ひぐっ!?」ブブブブブブブ……
憂「どうしたの梓ちゃん? いきなり股間を押さえて」
梓「とめ……止めてっ! これ、だめぇ……!」ブブブブブブ……
憂「嘘。本当は凄くキモチイイんでしょ? 顔が凄い蕩けてるし、よだれがダラダラたれてるよ?」
梓「あうう……は、あっ……! ああっ……あ……? な、なに……?」
憂「どうしたの、梓ちゃん? もしかしてイクところだったの?」



梓「あ……は……ああ……。はあ……はあ……」
キーンコーンカーンコーン♪
憂「あ、ホームルーム始まるよ。行こう」
梓「あ……わ、わたし……トイレに……」
憂「オナニーしてくるの?」
梓「!」
憂「みんなが先生の話を聞いているときに、梓ちゃんは小さな胸を揉んで自慰に没頭するの?」
梓「い、いいでしょ、別に……」
憂「駄目」
梓「え?」
憂「わたしが許可を出したとき以外はオナニーしたら駄目。わたしが許可していないときにオナニーしたら、昨日の写真をバラまいちゃう♪」
梓「そ……そんな……」



憂「どうする? オナニーしてくる? 写真をバラまいてもダメージを受けるのは澪さんだけで、梓ちゃんは逆に同情されるよ? 被害者だもん」
梓「教室に戻る……」
憂「ふうん……」カチッ
梓「あ゛っ!? あアァッ……! やめ、てぇ……!」ブブブブブブ……!
憂「梓ちゃんが少しでも満足できるように、わたし協力してあげる。授業中でもバイブ動かしてあげる♪」カチッ
梓「……はあっ……! はあっ……はああ……。や……やめて……。そんな事したらバレちゃう……」
憂「たぶんバレないよ。梓ちゃんが大きな声で喘いだらバレると思うけど。あ、バレたら梓ちゃんに脅迫されたって言うから」
梓「そんな……」
憂「澪さんに脅迫されたって言う方が説得力あるかな。『梓の二の舞になりたくなければ~~』とか」
梓「ううう……」



昼休み。教室。
憂「さっきは危なかったね。バレるかとヒヤヒヤしちゃった♪」
梓「……あ、う……。う……憂……」
憂「何?」
梓「オナニーしたい……。オナニーさせて……」
憂「………………」
梓「お願い……お願いします……」ポロポロ
憂「……ついてきて」グイッ
梓「……あ……ど、どこに行くの……?」
憂「澪さんのところ。それからトイレ」
梓「……え……?」



トイレ。
憂「澪さん、梓ちゃんのオナニーを手伝ってあげてください」
澪「えっ……!?」
梓「………………!」
澪「ど……どうして……!? 何で、そんなことを……!」
憂「理由は説明しません。ただ、わたしの言う通りにすればいいんです。昨日みたいに蹴られないと分かりませんか?」
澪「で……でも、梓が……」
梓「お願いします……澪先輩……憂の言う通りにしてください」
澪「えっ……!?」
梓「身体が疼いて疼いて、我慢できないんです……! お願いします……!」ポロポロ
憂「後輩が泣きながら頼んでるんですよ。まさか断らないですよね?」



澪「……だ、誰か来るかもしれないし……」
憂「誰も来ないように私が見張っておきますよ」
澪「……梓、いいの? あなた唯が……」
憂「……はあ」カチッ
梓「ううあああああっ!?」ブブブブブブ……!
澪「梓っ!? ど、どうしたの!?」
憂「本当に澪さんは馬鹿ですね。わざとじゃないかと疑いたくなります」
澪「……ご、ごめんなさい……」
憂「早く始めてください。昼休みが終わっちゃうじゃないですか」
澪「は……はい……」



2年2組。
憂「お姉ちゃんっ!」
唯「憂!? ど、どうしたの? そんなにあわてて」
紬「何かあったの?」
憂「そこのトイレで、梓ちゃんと澪さんが……!」
律「澪と梓が?」
憂「と、とにかく来てください! 大変なんです!」ダッ
唯「ちょ、憂!?」
紬「どうしたのかしら?」
律「あんなに憂ちゃんがあわててるんだ。ただごとじゃないな。私たちも行こう」
唯「あ、りっちゃん待って!」



トイレ。
梓「あ゛アんンンッ! はああっ……!」ビクンビクン
澪「も……もういいだろ、梓……。もう満足……」
梓「まだ……です……! 胸……揉んで、噛んでください……! アヒィィイッ……!」
澪「梓、声が大きい……! もう少し小さな声で……」
梓「ごめんなさい……でも……は――ア――! んんんっ……!」
唯「………………」
紬「………………」
律「………………」
憂「……梓ちゃんの様子が変で、追いかけてみたら……その……こうなってたんです……」
唯「……ど、どうしよう……ムギちゃん……」



紬「どうしようと言われても……」
律「……トイレの前で見張る」
憂「え?」
律「こんなの誰かに聞かれたら、軽音部のイメージがた落ちだろ? 誰も来ないようにしないと」
紬「そ、そうね。そうしましょう」
唯「………………」
梓「どうしたの、お姉ちゃん?」
唯「うん……あずにゃん、どうして私に告白したのかな……?」
憂「澪さんに告白する前のリハーサルじゃない?」
唯「そうかな……?」



放課後。音楽室。
澪「律……今、なんて……?」
律「聞こえなかったのか? いつから梓と関係してたのか聞いたんだ」
梓「ええと……律先輩。何おかしなことを」
律「今日の昼休み。トイレ」
澪&梓「!」
紬「……わたしたち、聞いちゃったの……」
唯「憂がね、教えてくれて……」
梓「憂! あなた……!」
律「憂ちゃんに当たるなよ! わたしの質問に答えろ!」
澪「り……律……」



梓「い……1ヶ月くらい前、です……」
澪「梓!?」
梓「し……仕方ないですよ……。バレちゃったんだから……」
律「1ヶ月くらい前から、そういう関係だったのか?」
梓「はい……」
律「いつも学校のトイレで、ああいう事してたのか?」
梓「ち、違います。学校で……その、したのは今日が初めてで……」
律「そうなのか、澪?」
澪「え!? そ、その……あの……」
律「ちゃんと答えろよっ!」



澪「ひっ……!」
紬「律ちゃん、そんなに大声を出さないで……。誰かに聞こえたら大変なことに……」
律「ああ、悪い……。それで、どうなんだ。梓の言っていることは事実なのか?」
澪「う……うん……」
律「………………」
梓「……律先輩……?」
律「……ムギ、悪い。わたし帰る。あとは任せた」
澪「律!?」
紬「律ちゃん、どうしたの急に……?」
律「……正直、気持ち悪い……」



紬「え……?」
律「女同士で、あんなこと……! 吐き気する……!」
澪「!」
唯「それは言いすぎじゃない……?」
律「どう考えても気持ち悪いじゃないか! 唯は理解できるのか!?」
唯「そ、それは……わたしも正直、おかしいと思うけど……」
梓「!」
律「幼なじみで親友だったやつが変態だったんだぞ! わたしの気持ちが分かるか!?」
紬「り……律ちゃん、言いたいことは分かったわ。だから……」
律「ああ……帰る……。帰らないと変なこと言いそうだ……」



澪「………………」
梓「………………」
紬「……わたしは、そういうことは理解できるわ。だけど理解できる人は少ないと思うの……」
澪「……うん」
紬「だから、そういうことは目立たない場所で……今日の昼休みのアレは、いくら何でも無用心すぎたんじゃないかしら……。わたしたちが見張っていなかったら、絶対に誰かに聞かれていたわ」
梓「……はい。すいません。ありがとうございました」
紬「わたしからは、それだけ……。唯ちゃんは何か言うことは……」
唯「あずにゃんに1つ聞きたいんだけど……」
梓「……何ですか?」
唯「どうして私に告白したの?」



梓「………………」
唯「1ヶ月くらい前から澪ちゃんと付き合っていたのなら、わたしに告白したときは付き合ってたんだよね? じゃあ何で? どうして告白したの?」
梓「唯先輩のリアクションを見たかったからです」
唯「え?」
梓「唯先輩を困らせたくて、あんなことを言いました」
唯「……嘘。あの時あずにゃん、凄い真剣な顔だったよ。声も震えてて、それに……」
梓「表情が真剣だったのは演技です。声が震えていたのは、笑うのを我慢していたからです」
唯「………………」
憂「梓ちゃん、最低! お姉ちゃん凄い悩んでたんだよ! 梓ちゃんを傷つけないよう断る方法を眠らずに考えて……」
唯「……いいよ……憂……」



憂「良くないよ! 梓ちゃん、お姉ちゃんのこと本当は嫌いだったんでしょう!? 入部したときから!」
唯「やめて……」
憂「澪さんの近くにいたいから仲良くなった演技して、心の中では馬鹿にしてたんでしょう!?」
唯「やめてぇっ!」
憂「お姉ちゃん……」
唯「仕方ないよ……わたし、嫌われても仕方ないもん……」ポロポロ
憂「泣かないで、お姉ちゃん」
唯「ごめんね、あずにゃん……。わたし馬鹿だから、あずにゃんに嫌われてるの気づかなかった……。仲良くなれたと思い込んでた……」
憂「お姉ちゃんが謝る理由なんて無いよ!」
紬「憂ちゃんの言うとおりよ、唯ちゃん」



唯「ムギちゃん……?」
紬「人の気持ちで遊ぶなんて最低よ。今すぐ謝りなさい、梓ちゃん」
梓「……はい。すいませんでした、唯先輩」
澪「梓……」
唯「ど、土下座なんてしなくていいよ、あずにゃん!」
梓「いえ……申し訳ありませんでした」
憂「土下座なんて嘘くさい……心の中では舌を出してるんじゃないの?」
唯「憂、そういうこと言うのは良くないよ。……あずにゃん、頭を上げて」
梓「はい……」
唯「わたしの良くないところ、嫌なところに気づいたら遠慮なく言って。できるだけ直すようにするから」



梓「……あずにゃんて呼ぶの、やめてください」
唯「え?」
梓「聞こえませんでしたか? あずにゃんなんて変な呼び方しないてくださいって言ったんです。そんなふうに呼ばれて、わたしが喜んでいると思ったんですか? 」
唯「ご、ごめん……」
紬「梓ちゃん、そんな言い方……」
唯「いいんだよムギちゃん。あずにゃ……じゃないや。梓ちゃん、他に言いたいこと無い?」
梓「あります。練習してください。ギターの手入れも自分でやってください。正直ギターを大事にしているように見えません」
唯「……うん」
梓「素人なのに25万円もするギターを欲しがり、他人にバイトさせたんですよね? それなのに」
紬「梓ちゃん。バイトしたのは私たちが」
唯「いいよ、ムギちゃん。あのときはゴメンね」



梓「他人を働かせてまで手に入れたギターを、ろくに手入れしないなんて信じられません。何を考えてるんですか」
唯「ごめん……。知らなくて……」
梓「わからなかったら調べるなり私たちに聞くなり、すればいいじゃないですか。何もしなければ何も分からないに決まってるじゃないですか。そんなことも分からないんですか」
唯「うん……。これから気をつけるね……」
梓「最悪なのは過剰なスキンシップです。ベタベタベタベタまとわりついてきて、何のつもりですか?」
唯「ごめん……」
梓「唯先輩は、好きでもない男に抱きつかれたら嫌ですよね?」
唯「うん……」
梓「じゃあ何で私に抱きつくんですか?」
唯「………………」



梓「聞こえないんですか? しつこく私に抱きついてきた理由を教えてください」
紬「……梓ちゃん。あなた」
唯「ごめんなさい。梓ちゃんの気持ち少しも考えてなかった」
梓「私は同性愛者ですけど、女性なら全て好きというわけじゃないです。正直、唯先輩に抱きつかれるたびに心の中で悲鳴を上げてました」
唯「……ごめんなさい」
梓「実際に声や行動で嫌がった事ありますよね? あれで私の気持ちに気づかなかったんですか?」
唯「……うん……」
梓「……どうして気づかないんですか? 頭の中に蛆虫わいて」
パァン!


梓「………………!」
唯「……ムギちゃん……!?」
紬「梓ちゃん、あなた何様のつもりなの……!」
梓「……いきなり何するんですか? 唯先輩が自分の悪いところ聞いてきたから、答えていただけじゃないですか」
紬「欠点を指摘するなら言い方を考えなさい! 唯ちゃんが傷ついてるのが分からないの!?」
梓「まわりくどい言い方だと理解できないでしょう? 馬鹿ですから」
紬「梓ちゃん!」
唯「やめてムギちゃん! わたし大丈夫だから……」
澪「……梓の意見に賛成だな、わたしは……」
紬「澪ちゃん……!?」



澪「1年のときは辞めたら廃部だから我慢していたけど、今なら唯が退部しても存続できるし……」
唯「………………」
紬「……本気で言ってるの、澪ちゃん……?」
澪「ムギも同じように考えていたんじゃないの?」
紬「そんなこと1度も考えたこと無いわ!」
唯「……澪ちゃん、わたしに辞めてほしいの……?」
澪「別に辞めてほしいわけじゃない。いてほしいとも思わないけど」
唯「………………そう。わたし、帰るね……。……明日、退部届け出すから」
紬「唯ちゃん!」
唯「ごめんねムギちゃん……。今まで色々してくれたのに……」



翌日。朝。学校。
憂「昨日は凄かったね、梓ちゃんたち。あんなにポンポン悪口が言えるなんて思わなかったなあ♪」
梓「憂が命令したんじゃない……。『お姉ちゃんを徹底的に傷つけろ』って……」
憂「わたしは具体的な言葉は一つも教えなかったよ?」
梓「……どうして……」
憂「え?」
梓「どうして唯先輩を傷つけるように命令したの? 好きなんじゃないの、唯先輩のこと」
憂「大好きだよ。世界で一番、大好き……!」
梓「じゃあ何で……」
憂「お姉ちゃんの笑顔も好きだけど、泣き顔はもっと好きなの」
梓「え……?」



憂「音楽室でも帰宅した後も凄く楽しめて昨日は最高だった♪」
梓「………………」
憂「お姉ちゃん夕食のときも、お風呂のときも、トイレでも、寝るときも、シクシクシクシク泣きっぱなしだったよ♪ 今朝はウサギみたいに目が真っ赤で可愛かった」
梓「憂……あなた、おかしいよ……」
憂「今さら何を言ってるの、梓ちゃん?」
梓「……唯先輩は、今日は……」
憂「ちゃんと登校してるよ。退部届け持って」
梓「やめさせる気?」
憂「? 退部させたいのは梓ちゃんと澪さんでしょう?」
梓「違うっ! 唯先輩に辞めてほしいなんて1度も考えたこと無い!」



憂「そんなこと言ったら駄目だよ。梓ちゃんは1日も早く、お姉ちゃんを辞めさせたいんだから」
梓「………………」
憂「今日も昨日みたいに毒舌をバンバンぶつけてね。手加減したら……わかってるよね?」
梓「……み、澪先輩は……」
憂「澪さん? 澪さんには昨夜メールで命令しておいたよ」
梓「ムギ先輩と律先輩は?」
憂「あの2人に命令できるわけ無いじゃない。心配して電話してきたから適当に応えておいた」
梓「……そう……」
憂「梓ちゃん&澪さんvsムギさん&律さん、楽しみにしてるよ。どちらが勝っても私は嬉しいし、お姉ちゃんは悲しむだろうな♪」
梓「唯先輩……」



昼休み。音楽室。
澪「何の用だ、律。まだ昼食が」
律「わかってるだろ。唯のことだ」
澪「唯のこと? 何だよ?」
律「とぼけるなよ! ムギから聞いたぞ! 唯に酷いことを……!」
澪「……酷いことじゃない。事実だ」
律「澪!」ガッ!
澪「何だよ……そんなに怒ることか?」
律「当たり前だろ! どうしたんだよ澪!? 2年近く一緒にバンドを組んできたのに、何で突然……!」
澪「唯いると、わたしがレベルアップするのに邪魔なんだよ」
律「……え?」



澪「唯みたいに向上心に欠ける馬鹿の存在は、私たちが成長する障害になるんだよ!」
律「………………」
澪「律も唯の能天気さには、正直あきれてるんじゃないか? いくら何でも不真面目すぎる」
律「……おい、澪。それ本気か……?」
澪「当たり前だ」
律「……めずらしくムギが怒っていたから、大げさに言ってるんだと思ってた」
澪「律?」
律「時間を取らせて悪かったな。ごめん」
澪「唯の退部に賛成してくれるのか?」
律「………………」



放課後。音楽室。
律「わたしは今まで通り5人で続けるべきだと思う」
澪「律……」
紬「わたしも唯ちゃんの退部なんて、とんでもない話だと思います」
唯「ムギちゃん……りっちゃん……」
梓「待ってください。唯先輩は退部する気なんですよね? 本人の意思を無視するのは変だと思います」
憂「それは澪さんや梓ちゃんが、お姉ちゃんのことを誹謗中傷したのが原因でしょ!?」
梓「誹謗中傷なんかじゃないよ。唯先輩自身が自分が悪いと認めたじゃない。大体どうして軽音部員じゃない憂が当たり前みたいな顔でいるの? 軽音部のことなんだから、無関係の人は出てってよ」
憂「無関係じゃないよ。お姉ちゃんの問題なんだから」



梓「唯先輩の問題で憂の問題じゃないでしょ。小学生ならともかく、高校生が姉妹だから云々なんて変だよ。唯先輩が抜けているのは憂が原因なんじゃないの?」
唯「梓ちゃん、わたしを責めるのはいいけど憂を責めないで……」
梓「いつもいつもいつもいつもいつも憂が助けたせいで、唯先輩が小学生レベルのままなんですよ?どう考えても憂が原因じゃないですか」
憂「わたしは好きでお姉ちゃんを助けてるの! 何で梓ちゃんにゴチャゴチャ言われないと駄目なの!?」
梓「妹に依存した馬鹿姉のせいで凄い迷惑してるから」
さわ子「梓ちゃん、言いすぎよ。少し落ち着きなさい」
梓「先生……」
さわ子「そんなに唯ちゃんと一緒は嫌なの?」



梓「どうしても辞めてほしいわけじゃないです。心を入れ替えてマジメに練習してくれるのなら、いても別に構いません。足を引っ張られるのが嫌なだけです」
紬「梓ちゃんが辞めたらイイじゃない」
梓「!」
澪「おい、ムギ……」
紬「そんなにマジメな活動したいのなら別のバンドに移りなさい」
梓「いいんですか? わたしたちが抜けたら軽音部は廃部ですよ?」
紬「わたしたち?」
梓「はい。わたしと澪先輩です」
律「澪お前、軽音部を辞めるつもりか?」
澪「……うん。このままだと私、駄目になると思うから……」



紬「友人を見捨てるような人間が成功するわけないわ」
梓「馬鹿ですか? 音楽の才能と友情なんて、全く関係ないでしょう」
唯「……そんなに私は駄目かな……」
澪「ああ。自覚ないと思うけど相当やばいな」
憂「そんな事ありません! お姉ちゃんは今のままでも十分に魅力的です!」
梓「病院に行った方がいいよ、憂。頭か目おかしい」
紬「梓ちゃん、そんな言い方……!」
さわ子「みんな落ち着きなさい。落ち着いて!」
梓ちゃん「先生が落ち着いてください。もともと先生が駄目なのが原因なんですよ?」
さわ子「え?」



梓「教師なのに全く指導しないで飲んだり食べたり……きちんと先生が指導しないから部の空気が悪くなるんです」
紬「部の空気を最悪にしているのは梓ちゃんでしょう? 梓ちゃんが入るまで最高だったもの」
梓「最高? 最低の間違いじゃないですか?」
紬「何ですって!」ガタンッ!
律「待て! 落ち着けムギ!」グイッ
梓「何ですか? 昨日みたいに暴力に訴えるんですか? 正論を言われて逆ギレとか最悪ですね。さすが唯先輩の親友です」
紬「あなたっ……! 律ちゃん離して!」
律「待てよムギ! そんな事しても」
唯「ムギちゃん!」
紬「……唯ちゃん?」



唯「いいよ、もう。ありがとうムギちゃん。やっぱり私やめるよ」
紬「唯ちゃん!」
唯「続けても迷惑かけるだけだと思うし……。さわちゃん先生これ、退部届け」
さわ子「いいの?」
唯「……はい。今までありがとうございました」
紬「唯ちゃん、あなたが辞める必要ないわ!」
梓「唯先輩が辞めないと軽音部は廃部です。聞いてなかったんですか?」
紬「あなたは黙ってなさい!」
澪「ムギ。そんなに怒るなよ。言い方は良くないけど、梓の言っていることは正しいと思うぞ?」
律「……澪」
唯「ごめんね澪ちゃん。今まで迷惑かけて」

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