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古泉「涼宮さんの力が朝比奈さんに移りました」

6KB エロなし ハルヒいじめ
キョン「え?」
古泉「聞こえませんでしたか?」
キョン「いや、聞こえたけど……マジか?」
古泉「マジです。涼宮さんの力は全て、朝比奈さんに移りました」
キョン「ど、どうして、そんな事なったんだ? 何が起きた?」
古泉「推測すら不能ですが事実です。長門さんも同じ意見です」
キョン「そうなのか、長門? 本当に朝比奈さんが……」
長門「本当。涼宮ハルヒが持っていた力は全て、朝比奈みくるに移動した」
キョン「理由は?」
長門「………………」



キョン「長門にすら分からないのか……。古泉。お前これから、どうするんだ?」
古泉「どうするとは?」
キョン「ハルヒを神様と崇めて絶対服従してきたんだろ? これからは朝比奈さんの言うことを聞くのか?」
古泉「……わかりません。機関は今、創設以来の大混乱です。当然ですね。存在の根幹が揺らいだのですから」
キョン「長門は?」
長門「観察を続行する」
キョン「……朝比奈さんは?」
みくる「………………」
キョン「朝比奈さん? 大丈夫ですか、朝比奈さん!?」
みくる「ひゃっ!? キョ、キョンくん……? ビックリした……」



キョン「朝比奈さんは、その、自覚あるんですか? ハルヒの力が自分に……」
みくる「その影響なのか分かりませんけど……」
キョン「何ですか?」
みくる「未来と連絡できなくなりました」
キョン「なっ……!? た、大変じゃないですか!」
みくる「……大変ですよね」
キョン「そんな何で、落ち着いてるんですか!? 他人事みたいに!」
みくる「……自分でも不思議なんですけど、まるで恐くないの。何も問題が無いような……」
キョン「古泉、ハルヒの力の影響と思うか?」
古泉「十中八九そうでしょう」



みくる「……そろそろ帰りますね」スタスタスタ
キョン「え、朝比奈さん?」
古泉「僕たちも帰りますか」
キョン「……朝比奈さんが神様か……信じられないな」
古泉「そうですね」
キョン「お前らにはラッキーなんじゃないか?」
古泉「なぜですか?」
キョン「朝比奈さんはハルヒみたいな無茶を言わないだろうし、閉鎖空間の発生も減るだろう。万々歳じゃないか」
古泉「……あなたは朝比奈さんの一面しか見ていません。ある意味で彼女は、涼宮さん以上の難物ですよ」
キョン「?」



翌日。放課後。
キョン「ハルヒへの復讐を手伝う? お前、何を言ってるんだ?」
古泉「……珍獣を見るような目やめてくれますか? 傷つきます」
キョン「お前が変なこと言うからじゃないか。何だ突然」
古泉「あなたの質問に、素直に回答しただけです」
キョン「お前の今後の行動を聞いたんだぞ? それが何でハルヒへの復讐なんだ?」
古泉「それが朝比奈さんの願望だからです」
キョン「……すまんが、お前の言うことが全く理解できん」
古泉「仕方ないですね。あなたが理解できるところから説明していきましょう。まず朝比奈さんが涼宮さんを恨んでいる理由、わかりますか?」



キョン「………………」
古泉「1個も思い浮かびませんか?」
キョン「……多すぎて、どれが理由か分からん」
古泉「涼宮さんは朝比奈さんを、まるで備品のように乱暴に扱ってきましたからね」
キョン「ああ。俺が朝比奈さんの立場なら絶対にキレていたな」
古泉「それです」
キョン「え?」
古泉「キレないのが不思議なほど酷い扱いに耐えてきた朝比奈さんが、あらゆることを思い通りに動かせる力を手に入れました。……涼宮さんが無事だと思いますか?」
キョン「……思えない」
古泉「僕も思えません」



キョン「朝比奈さんが『力』でハルヒどうにかする前に、お前が動くんだな」
古泉「はい。酷い目に遭わせることになりますが、消されるよりはマシでしょう」
キョン「それで、俺には何させるんだ?」
古泉「はい?」
キョン「とぼけるな。俺にも何か、役目を押しつける気だろう」
古泉「ご明察です。あなたは涼宮さんを支えてください」
キョン「ハルヒを?」
古泉「ええ。今は朝比奈さんに移っているとはいえ、涼宮さんに戻る確率も0じゃありませんから」
キョン「……そうか。そのときハルヒを止める人間いないと……」
古泉「僕も朝比奈さんも消されかねません」



キョン「長門は?」
古泉「しばらく部室に来ないよう頼みました。どちらのサポートにも動けるように」
キョン「そうか」
古泉「お願いできますか?」
キョン「ああ。お前や朝比奈さんが消えるのは勘弁だからな」
古泉「ありがとうございます。それでは僕は部室に向かいます。あなたは30分後に来て、涼宮さんに加勢してください」
キョン「わかった」
古泉「それでは」スタスタスタ



10分後。部室。
みくる「遅いですね、涼宮さん。いつもはムカつくくらい早く来るのに」
古泉「朝比奈さん、もう1度いいますが」
みくる「わかってます。力は使いません。同じことを何回も言わないでくださぁい。耳にタコできちゃいますぅ」
古泉「……頼みますよ、本当に」
みくる「古泉君こそ分かってるでしょうね?」
古泉「はい。あなたの期待通りに動きます。安心してください」
みくる「少しでも手加減したら、すぐに私が直接いじめますからね」
古泉「はい」
バン!



ハルヒ「遅れてゴメン! あれ、キョンと有希は? トイレ?」
古泉「うるさいですよ」
ハルヒ「え? げぶっ!?」
古泉「いつもいつも、何様のつもりですか」ズドムッ!
ハルヒ「ごぶっ! ……あ゛……おええええええええ……!」バシャアッ
みくる「汚いですねえ。ほら、自分で汚したものは自分で掃除してください」グイッ
ハルヒ「う゛ぅぶっ……! あ゛っ……え゛……ん゛あ゛ぁ……」
みくる「何してるんですかぁ? 涼宮さんの口から出たんですから、涼宮さんの口でキレイにしてください」
ハルヒ「ぐっ……ぶ……こ、のっ……!」
みくる「きゃっ……」



ハルヒ「なっ……何のつもりよ……? 何の冗談なの……ぜんっぜん笑えないんだけど」
みくる「冗談じゃないですよ。自業自得です」
ハルヒ「……自業自得……? 何のことよ……?」
みくる「わからないんですかぁ? 馬鹿で獣以下の涼宮さんは、暴力でしか矯正できないみたいですね」
ハルヒ「だから、何のこと……ぐっ……!」
古泉「復讐ですよ。僕と朝比奈さんの、あなたに対する」
ハルヒ「くっ……ぁ……うぐっ……! がっ!」
古泉「はっ!」メキィッ!
ハルヒ「う゛ぶぅっ!」
みくる「うわあ、痛そう♪」



古泉「どうですか? 土下座して謝れば、ここで終わりにしますが」
ハルヒ「……お……女の子の顔を蹴るなんて……最低……!」
みくる「涼宮さんは女じゃなくて牝じゃないですかぁ。一緒にしないでくださぁい」
ハルヒ「みくるちゃん……あなた……!」
古泉「涼宮さん。あなたの相手は僕です。朝比奈さんじゃありません」
ハルヒ「どきなさいよ……どけっ!」
古泉「たっ!」
ハルヒ「げふっ!」
みくる「またキレイに入った♪ 涼宮さん弱いですねえ♪ いつも偉そうにしているから、凄く強いと思い込んでいました。根拠の無い自信だったんですねぇ♪」
ハルヒ「ぐ……ぁ……おええええ……」バシャ……



みくる「またゲロはいて……自分で掃除してください。涼宮さんのゲロなんて私、見るのも嫌です」
ハルヒ「……あ……ぐ……キョン……。た……助け……あぶぅっ!?」
みくる「自分のせいで痛い目を見ているのに、キョン君を頼らないでくださぁい。どこまで他力本願なんですかぁ? そんな生き方で恥ずかしくないんですかぁ?」
ハルヒ「……ぁ……」
みくる「気絶しないでください。面白くないじゃないですかぁ」
ハルヒ「………………」
みくる「ちっ。古泉くん、塩水」
古泉「どうぞ」
みくる「涼宮さん、汚れているところをキレイにしてあげますね♪」バシャアッ
ハルヒ「ぎゃあっ!?」



みくる「変な声を出さないでください。驚くじゃないですかぁ」バシャアッ
ハルヒ「ぎいいっ!? みくるちゃん……やめてっ……!」
みくる「涼宮さんは私が『やめて』と言っても止めてくれなかったですよね?」バシャアッ
ハルヒ「ぐぐぅっ!」
古泉「朝比奈さん、そろそろ止めてください」
みくる「何ですかぁ? 今さら涼宮さんの味方するんですかぁ?」
古泉「違いますよ。そろそろ彼が来ます」
みくる「……そうですか。じゃあ帰りましょう。涼宮さん、さようなら♪」
古泉「さようなら」
ハルヒ「げっ……ぁ……あ゛……」

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