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マジカルハートその2

テンタクルス×マジカルハート 6キロバイト

※テンタクルスは敵の名前(ドラクエのモンスターみたいなもの)
午前2時。草木も眠る丑三つ時と言われる時間。心はマジカルハートに変身して、家の近くの公園で戦っていた。
敵は前に心が敗北し、犯されたテンタクルス。
姉と母は心が戦うのに反対したが、別の場所に複数のテンタクルスが現れたのでそちらに向かわざるを得なかった。
前回の失敗を教訓に心は出来るだけ魔法を使わず、防御と回避を中心に戦う。
焦れたテンタクルスが大技を使おうと間合いを空けて魔力をためる。それを心は待っていた。

「マジカル――引力光線っ!」

心がフルパワーで放った魔法がテンタクルスを直撃する。
テンタクルスは何とか耐えようとしたが、心の魔法は以前とは桁違いの威力だった。数秒だけ耐えた後テンタクルスは完全に消滅した。





「……ふう……勝った……え!?」

敵の消滅を確信した心が力を抜いた瞬間、地面が割れる。
その割れ目から飛び出してきた触手が心の両腕に絡みついた。
さらに足に絡みついた触手に持ち上げられ、心は空中でXの形に拘束されてしまった。
目の前の触手に集中するあまり真下に存在する触手の存在に気づかなかった自分のうかつさに唇を噛む。

(れ、冷静に冷静に……パニックになったら危ない……)

心は前回の敗戦後に母からもらった忠告を思い出して、必死に冷静さを保とうとした。
触手にコスチュームを切られても反応しない。

「ふん、幼女か」
「よ、幼女!? 誰が幼女……え? 今……しゃべった?」
「触手が話すのが珍しいか」

口を利くテンタクルスの存在は聞いたことはあるが、会うのは初めてだった。今までに戦った相手は全て話さないものばかりだった。

「口も利けないテンタクルスに勝利を重ねて正義の味方を気取るか……はは、楽な商売だな」
「うるさいな。そういう自分はどうなの? 味方が倒されるのを何もしないで見ていて、恥ずかしいと思わない?」
「思わんな。勝算が少ないのに勝負するのは馬鹿げている……ああ、急がないとヤバイな」
「え? ………………!?」

テンタクルスが全身からガスを噴き出しはじめた。それを見た心はとっさに息を止める。

「これは皮膚から浸透するから息を止めても無駄だ。残念だったな」
「………………!」
「……そんな顔をするな。いじめたくなるじゃないか……」

テンタクルスが1本の触手を伸ばす。胸をやわやわと擦る感触に、心は甘い声をもらした。
ベトベトの粘液まみれの触手は小ぶりとしか表現できない胸をくり返し撫でまわす。その行為に少しずつ秘口が火照ってきた。

(ま、また……これ……)

『魔薬を耐えるのは不可能。身を任せるのが最善策』
犯されてイキまくった自分を責める心を、真奈美はそう言って励ました。
自分も言葉もそうだったと言って、言葉は自分が蹂躙された過去を赤裸々に語ってくれた。
『魔薬の効果だから仕方ないと割り切り我慢しない。我慢しすぎると壊れてしまうから。だけど理性は絶対に捨てたら駄目よ。堕ちてしまうから……』

(我慢しない……理性を保つ……)

そうすれば助かるというように、心は母の忠告を胸のうちでくり返す。

「素直に快楽に任せて救援を待つか……無難で面白くない反応だな。泣き叫び反抗しまくる獲物を力ずくで屈服させるのが楽しいのだ。従順な雌を犯

すだけでは食事と変わらん」

テンタクルスは身勝手なことを不満そうに言いながら、胸の愛撫を中断する。
そして菊門に触手を入れて再びガスを放った。

「んああっ!?」

菊門の中で放たれたガスは空中のように拡散せず、全て直腸粘膜に影響を与える。

「これで少しは楽しめるだろう。どれ」
「あ、んああ、あああああっ!?」

魔薬が十分に吸収されるのを待つように静止していた触手が、再び動きはじめた。その瞬間、心は頭を鈍器で殴られたような錯覚を覚えた。
奥まで進んで入り口まで戻るだけの、極めて単調な運動。それが暴力と表現したくなるような、とてつもない快楽を生む。
心は開けっぱなしの口から舌を突き出して喘ぐ。あふれ出したよだれが胸に落ちた。

(……だめ……り、せいを……りせ………………)

何も見えず聞こえない。ひたすら昇りつめていく。

「………………! ……! ……!」

心が声も出せないほどの高みに昇りつめても、触手は動くのを止めなかった。





目覚めて最初に感じたのは、下腹部の違和感だった。
焦点の合わない瞳で見ると、腹が妊娠したようにふくらんでいる。

「………………え?」

一瞬テンタクルスの子どもを妊娠してしまったかと思ったが、それは無いと自ら打ち消す。
受精から妊娠して腹がふくらむまでは何ヶ月もかかる。性知識が少ない心でも、それくらいは分かる。
テンタクルスの妊娠システムが人間と同じとは限らないが、こんな短時間ということはないだろう。
そもそもテンタクルスに犯された人間は何百人も存在するが、その人間が妊娠したという話は聞いたことがない。
ギュルギュルギュル……!

「……あ、う……」

唐突に下腹部が鳴って、締めつけられるような苦痛が心を襲う。

「おお、目が覚めたか。どうだ気分は」
「……さい……あく……」
「そうか。俺はそこそこ楽しかったがな」

テンタクルスはふくらんだ腹を触手で軽く締めつけた。心の腹痛が大きくなる。

「これが何か分かるか? お前は俺の子どもを妊娠したのだ」
「うああ……う、嘘だよ……人間がテンタクルスの子どもを……ああ……」
「嘘じゃない。人間は俺たちの子どもを妊娠できる。ただ、出産のショックに耐えられず百%死ぬだけだ」
「……え……」

テンタクルスの言葉に心の顔から血の気が引く。

(死ぬ? 誰が? わたしが? ここで?)

「心配するな。お前は死なん」
「……え……」
「お前ほどの魔力があったら何とか耐えられるだろう。心が壊れて二度と治らないだろうがな」
「……い、いや……」
「何を嫌がる? 出産のショックで死ぬ人間は苦痛ではなく快楽で死ぬ。常人ならショック死するほどの快楽を味わえるのだ。喜べ」
「……いや……やめて……ゆ、許して……お願い……」

心は涙をポロポロこぼしながら哀願した。そんな彼女を黙って眺めていたテンタクルスは、唐突に哄笑しはじめた。

「安心しろ。貴様は妊娠していない」
「……え……?」
「貴様は妊娠していないと言っている。聞こえなかったか?」
「そ、う……ぐえっ!?」

腹を締め上げる触手の力が強くなり、心はカエルが潰れるような声を上げた。

「その膨らみは俺が出した精液だ。精液の浣腸は格別だろう?」

テンタクルスに問われても心は返答できない。強くなっていく触手の締めつけに意識が遠のく。
本来なら自然に排泄されるはずだが、菊門の触手がそれを妨げていた。
せっかく意識を取り戻したのに再び気絶させてはもったいないと、テンタクルスは腹の締めつけを緩めた。さらに菊門の触手も抜き取る。

「………………!」

声にならない声で心が絶叫する。
テンタクルスの精液が菊門から出て行くときの快感は、彼女がこれまで味あわされた中でも最上級のものだった。
排泄が終わるまで悶えに悶えた心は、排泄が終わると同時に失神してしまった。





「気持ちいいのは分かるがな、あっさり気を失うのは止めてくれるか。反応しない女を犯しても面白くも何ともない」

ぼやきながらテンタクルスは触手で心を責めていた。
一方の心は再開した肛交によがり鳴いている。昇りつめて気絶するたびに触手に起こされ、しばらく嬲られると再び絶頂を迎えて気絶する。そのくり返し

である。テンタクルスの言葉が聞こえているか、はなはだ怪しかった。

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