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たまにお手つき  3

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「ほんま浣腸の味を覚えてしもたねえ、たまちゃん♪ 最初はキャンキャン子犬みたいに一生懸命にほえて、うちを威嚇しとったのに。今のたまちゃんもええけど、あの頃のたまちゃんも可愛かったわぁ♪」
「……桜乃さま……これ……捨ててきます……」

桜乃様がウットリと思い出にひたっているけど、私はそれどころじゃない。
これを早く捨ててしまわないと。
……また竹千代様が喜んでしまわれる。
初めて私が竹千代様に抱かれた日から3ヶ月。
毎晩のように竹千代様に抱かれ私は、笑うしかないくらい肢体を開発された。
そして竹千代様は桜乃様にさまざまな知識――トンでもなく間違った知識――を教えられて、ものすごく歪んだ性癖の持ち主になってしまっている。
こんなモノに興奮する将軍様なんて聞いた事もない……。

「性癖など人それぞれだ。私も絶対に人に言えないような性癖を1つ、持っているしな♪ 付き合える範囲で、相手してやってくれ」

意を決して進言したけど将軍様(うえさま)に一笑にふされた。
あまりにも爽やかな笑顔に、お世話役を辞任したいと申し出る事ができなかった。
女性なのに男として扱われ、第25代将軍になられた気の毒なお方。
以前の数倍の熱心さで武芸や学問に打ちこむ竹千代様を、ことのほか喜んでおられる。
……そこに水を差すなんて私には無理。
3年前まで見習い女中に過ぎなかった私を大抜擢してくださった恩を、あだで返すような真似をするワケには……でも、このままだと……。

「どうしたのだ、たま? 暗い顔をして。お、それは……」
「たっ竹千代様!? ご無礼を……!」

考え事をしていた私は、廊下で竹千代様と衝突してしまった。
あわてて床に膝をつくと、視界に小さなリモコンが入ってくる。
……私の二穴に入っているバイブを、どれだけ離れていても動かせる、超々高機能(桜乃さま談)なやつ。
竹千代様の許しを得て上げた私の顔は、きっと蒼白だったに違いない。
昨夜から延々と微弱な振動で甘い熱を蓄積していた私の身体は、ちょっとの刺激で爆発しそうだったから。

「ちゃんと前を見て歩かないと駄目だぞ。これは余からの罰だ」 カチカチッ
「ひぃっ……!? あ゛っ……あ゛っ……あ゛あ゛っあ゛っあ゛あ゛っ! た、竹千代様……もうしわ、け……ありませ……ふあ゛あ゛っ……! ゆ……許して……ください……っ! おっお願いっ……しま、す……あ゛あ゛ん゛っ!」

竹千代様は前のバイブを止め、アナルバイブをMAXにした。
お尻だけなら痛いだけで全く気持ちよくない……と言えたのは2ヶ月前まで。
その後の一月は苦痛と快感は半分ずつ。
さらに後の一月というか最近は、快感の方が圧倒的に大きい。
わずかな苦痛は、本来そういう場所じゃないお尻で感じちゃってるという背徳感を、引き立ててしまう。
今も凄く気持ちイイ。
……廊下なのに。
いつ誰が通るか分からない廊下でお尻を責められてる。
極めて異常な状況なのに、私の身体は止まらない。
快楽の頂上に向かい疾走していく。
ああ……もう……だめぇっ……!
イクッ……イッちゃうぅっ……!

「おっと」
「あ゛っ……!? はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……! た……竹千代様……?」
「どうしたのだ、たま? 物欲しげに腰を振って。……もしかして、このような場所で果てたかったのか?」
「~~~~~~!」

竹千代様の言葉に私は、弾かれたように顔をそらした。
……わ……わたし。
快感にトロけた頭で、自分のあさましさを心から呪う。
こんな私が次の将軍になられる竹千代様のおそばに……駄目だ。
このままじゃあ竹千代様を駄目にしちゃう……!

「た……竹千代様……。お願いします……。わたしに……宿下がりの(休暇をとる)許可を……ください……」
「……ど、どうしたのだ、たま? 余の言葉が気に入らなかったのか……? す、すまん! ちょっと……その……調子に乗ってしまった! 許してくれ、たま! この通りだ……!」

あわてながら竹千代様は私に深々と頭を下げた。
それを見て私は、たまらない罪悪感に襲われる。
……お世話役に過ぎない私に、そんな事をする必要なんて全然ないです。
そう言おうとして開いた口を、いきなり手でふさがれた。
だ、だれ……!?

「こんなとこで何をやっとるんどすか、たまちゃん? 竹千代様も……誰かに見られたら大変どす。さ、こちらに……」
「う、うむ」
「………………」
「………………」

桜乃様は杏さんと一緒だった。
杏さんは耳まで顔を真っ赤にしてて、息もかなり荒い。
……また嬲られてるんだ。
杏さんは世話親である桜乃様の下でバリバリ働いている。
以前はそう思っていたけれど、全然そうじゃないことを杏さん本人に教えられて、心臓が止まるかと思うくらいビックリしたのは1ヶ月前。

「身体はええカンジになってきたのに心は強情やねえ、たまちゃん。芯が強いんはちょおええ事やけど、あまりにもワガママやと、ああやって罰を与えるからな?」
「……あ、んず……さん……」

私は自分の前に広がる光景が信じられなかった。
あまりにも意外な、衝撃的な光景だったから。
……わたしは杏さんに憧れていた。
普段の生活態度はちょっと微妙だけど仕事は抜群。
世話親の桜乃様との関係はいろいろな意味で奇抜だけれど、お二人とも仲がいいと思っていた。
自分も桜乃様のような世話親を見つけ、杏さんみたいな女性になれれば……そう思っていたのに。

「ちっ! 何回いったら理解するんだよオイ!? ちゃんと舌を使えって言ってるだろうがっ! テメエだけ気持ち良くなってるんじゃねぇよっ! おら、おら、おらぁっ!」
「ん゛っん゛っん゛ん゛っ……! んぶっ! ん゛ぐっ……ん゛ん゛っ……ん゛っ……ん゛ん゛ん゛っ……ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~~~!」
「……またイキやがった。浣腸されてサンドイッチされんの、そんなに気持ちイイか? 完全に変態になっちまったなあコイツ」
「最初はケダモノとか変態とか罵倒してくれたのが嘘みてぇだな。お゛っ……お゛お゛っ……出すぞっ……。全部のめよ……はいたら歯を全部ぶち割ってやるからな……お゛お゛お゛っ……!」

ビュルビュルビュル……
ゴクゴクゴク……

3人の男性に輪姦されている杏さんは、どう見ても悦んでいた。
口に出された精液を飲みこむ際も、何か凄く貴重な飲み物を飲んでいるかのように、幸せそうな表情を浮かべている。
事前に「輪姦」と聞かされていなかったら、合意の上で乱交していると思ってしまったかもしれない。
……杏さんも、そうなんだ。
ちょっと度が過ぎるくらい理知的だった杏さんの狂態を見て、安堵と絶望という相反する気持ちが生まれた。
安堵は「快楽に弱いのは自分だけじゃない」と思えたから。
絶望は「杏さんみたいな人でも犯されたら悦んじゃうんだ……」と思ったから。

「ええカンジに仕上がっとあるなぁ♪」
「桜乃さま。ええ。最初は抵抗したのですが、もう完全に心が折れてますね」
「瀬奈ちゃんは?」
「……申し訳ありません。壊してしまいました。注意された通り軽い陵辱から入ったのですが……」
「~~~~~~!?」

男性の視線を追った私は、そこにボロ雑巾のように倒れている瀬奈さんを見て、反射的に駆け寄った。
桜乃さまに「うちが許可せん限り離れやんように」と言われたことは、まるっきり忘れて。
……ひ……ひどい……ひどすぎる。
あまりにも悲惨な瀬奈さんの姿に、私は言葉も出ない。
何でこんなムゴイ事ができるのか分からない。
あの人たちは人間なの……?

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