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憂「梓ちゃんに告白された?」 その3

けいおん 6KB エロなし
放課後。音楽室。
澪「律……今、なんて……?」
律「聞こえなかったのか? いつから梓と関係してたのか聞いたんだ」
梓「ええと……律先輩。何おかしなことを」
律「今日の昼休み。トイレ」
澪&梓「!」
紬「……わたしたち、聞いちゃったの……」
唯「憂がね、教えてくれて……」
梓「憂! あなた……!」
律「憂ちゃんに当たるなよ! わたしの質問に答えろ!」
澪「り……律……」



梓「い……1ヶ月くらい前、です……」
澪「梓!?」
梓「し……仕方ないですよ……。バレちゃったんだから……」
律「1ヶ月くらい前から、そういう関係だったのか?」
梓「はい……」
律「いつも学校のトイレで、ああいう事してたのか?」
梓「ち、違います。学校で……その、したのは今日が初めてで……」
律「そうなのか、澪?」
澪「え!? そ、その……あの……」
律「ちゃんと答えろよっ!」



澪「ひっ……!」
紬「律ちゃん、そんなに大声を出さないで……。誰かに聞こえたら大変なことに……」
律「ああ、悪い……。それで、どうなんだ。梓の言っていることは事実なのか?」
澪「う……うん……」
律「………………」
梓「……律先輩……?」
律「……ムギ、悪い。わたし帰る。あとは任せた」
澪「律!?」
紬「律ちゃん、どうしたの急に……?」
律「……正直、気持ち悪い……」



紬「え……?」
律「女同士で、あんなこと……! 吐き気する……!」
澪「!」
唯「それは言いすぎじゃない……?」
律「どう考えても気持ち悪いじゃないか! 唯は理解できるのか!?」
唯「そ、それは……わたしも正直、おかしいと思うけど……」
梓「!」
律「幼なじみで親友だったやつが変態だったんだぞ! わたしの気持ちが分かるか!?」
紬「り……律ちゃん、言いたいことは分かったわ。だから……」
律「ああ……帰る……。帰らないと変なこと言いそうだ……」



澪「………………」
梓「………………」
紬「……わたしは、そういうことは理解できるわ。だけど理解できる人は少ないと思うの……」
澪「……うん」
紬「だから、そういうことは目立たない場所で……今日の昼休みのアレは、いくら何でも無用心すぎたんじゃないかしら……。わたしたちが見張っていなかったら、絶対に誰かに聞かれていたわ」
梓「……はい。すいません。ありがとうございました」
紬「わたしからは、それだけ……。唯ちゃんは何か言うことは……」
唯「あずにゃんに1つ聞きたいんだけど……」
梓「……何ですか?」
唯「どうして私に告白したの?」



梓「………………」
唯「1ヶ月くらい前から澪ちゃんと付き合っていたのなら、わたしに告白したときは付き合ってたんだよね? じゃあ何で? どうして告白したの?」
梓「唯先輩のリアクションを見たかったからです」
唯「え?」
梓「唯先輩を困らせたくて、あんなことを言いました」
唯「……嘘。あの時あずにゃん、凄い真剣な顔だったよ。声も震えてて、それに……」
梓「表情が真剣だったのは演技です。声が震えていたのは、笑うのを我慢していたからです」
唯「………………」
憂「梓ちゃん、最低! お姉ちゃん凄い悩んでたんだよ! 梓ちゃんを傷つけないよう断る方法を眠らずに考えて……」
唯「……いいよ……憂……」



憂「良くないよ! 梓ちゃん、お姉ちゃんのこと本当は嫌いだったんでしょう!? 入部したときから!」
唯「やめて……」
憂「澪さんの近くにいたいから仲良くなった演技して、心の中では馬鹿にしてたんでしょう!?」
唯「やめてぇっ!」
憂「お姉ちゃん……」
唯「仕方ないよ……わたし、嫌われても仕方ないもん……」ポロポロ
憂「泣かないで、お姉ちゃん」
唯「ごめんね、あずにゃん……。わたし馬鹿だから、あずにゃんに嫌われてるの気づかなかった……。仲良くなれたと思い込んでた……」
憂「お姉ちゃんが謝る理由なんて無いよ!」
紬「憂ちゃんの言うとおりよ、唯ちゃん」



唯「ムギちゃん……?」
紬「人の気持ちで遊ぶなんて最低よ。今すぐ謝りなさい、梓ちゃん」
梓「……はい。すいませんでした、唯先輩」
澪「梓……」
唯「ど、土下座なんてしなくていいよ、あずにゃん!」
梓「いえ……申し訳ありませんでした」
憂「土下座なんて嘘くさい……心の中では舌を出してるんじゃないの?」
唯「憂、そういうこと言うのは良くないよ。……あずにゃん、頭を上げて」
梓「はい……」
唯「わたしの良くないところ、嫌なところに気づいたら遠慮なく言って。できるだけ直すようにするから」



梓「……あずにゃんて呼ぶの、やめてください」
唯「え?」
梓「聞こえませんでしたか? あずにゃんなんて変な呼び方しないてくださいって言ったんです。そんなふうに呼ばれて、わたしが喜んでいると思ったんですか? 」
唯「ご、ごめん……」
紬「梓ちゃん、そんな言い方……」
唯「いいんだよムギちゃん。あずにゃ……じゃないや。梓ちゃん、他に言いたいこと無い?」
梓「あります。練習してください。ギターの手入れも自分でやってください。正直ギターを大事にしているように見えません」
唯「……うん」
梓「素人なのに25万円もするギターを欲しがり、他人にバイトさせたんですよね? それなのに」
紬「梓ちゃん。バイトしたのは私たちが」
唯「いいよ、ムギちゃん。あのときはゴメンね」



梓「他人を働かせてまで手に入れたギターを、ろくに手入れしないなんて信じられません。何を考えてるんですか」
唯「ごめん……。知らなくて……」
梓「わからなかったら調べるなり私たちに聞くなり、すればいいじゃないですか。何もしなければ何も分からないに決まってるじゃないですか。そんなことも分からないんですか」
唯「うん……。これから気をつけるね……」
梓「最悪なのは過剰なスキンシップです。ベタベタベタベタまとわりついてきて、何のつもりですか?」
唯「ごめん……」
梓「唯先輩は、好きでもない男に抱きつかれたら嫌ですよね?」
唯「うん……」
梓「じゃあ何で私に抱きつくんですか?」
唯「………………」



梓「聞こえないんですか? しつこく私に抱きついてきた理由を教えてください」
紬「……梓ちゃん。あなた」
唯「ごめんなさい。梓ちゃんの気持ち少しも考えてなかった」
梓「私は同性愛者ですけど、女性なら全て好きというわけじゃないです。正直、唯先輩に抱きつかれるたびに心の中で悲鳴を上げてました」
唯「……ごめんなさい」
梓「実際に声や行動で嫌がった事ありますよね? あれで私の気持ちに気づかなかったんですか?」
唯「……うん……」
梓「……どうして気づかないんですか? 頭の中に蛆虫わいて」
パァン!


梓「………………!」
唯「……ムギちゃん……!?」
紬「梓ちゃん、あなた何様のつもりなの……!」
梓「……いきなり何するんですか? 唯先輩が自分の悪いところ聞いてきたから、答えていただけじゃないですか」
紬「欠点を指摘するなら言い方を考えなさい! 唯ちゃんが傷ついてるのが分からないの!?」
梓「まわりくどい言い方だと理解できないでしょう? 馬鹿ですから」
紬「梓ちゃん!」
唯「やめてムギちゃん! わたし大丈夫だから……」
澪「……梓の意見に賛成だな、わたしは……」
紬「澪ちゃん……!?」



澪「1年のときは辞めたら廃部だから我慢していたけど、今なら唯が退部しても存続できるし……」
唯「………………」
紬「……本気で言ってるの、澪ちゃん……?」
澪「ムギも同じように考えていたんじゃないの?」
紬「そんなこと1度も考えたこと無いわ!」
唯「……澪ちゃん、わたしに辞めてほしいの……?」
澪「別に辞めてほしいわけじゃない。いてほしいとも思わないけど」
唯「………………そう。わたし、帰るね……。……明日、退部届け出すから」
紬「唯ちゃん!」
唯「ごめんねムギちゃん……。今まで色々してくれたのに……」

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