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ネギま部が敗北した後

5KB  千雨・刹那・アーニャ・このか

「……だ……だいじょう、ぶ……だ……! 痛くて……な、泣いてるんじゃ……ないから……! 先生は、どうだ……気持ちいいか……?」
「健気やなぁ。処女を奪われた直後に相手の気持ちを考えるなんて」
「よほど彼のことが好きなんだろうね」
「……千雨ちゃん……」

激痛に襲われているはずなのに千雨ちゃんの顔は、満足感に満ちている。
……よっぽどネギが好きなのね。
千雨ちゃんもネギが好きだったのは意外だった。
どちらかと言えばネギに……というか私たちに批判的だと思っていたから。

「自分が処女を捧げたのが好きな人じゃないどころか、人間ですらないのに気づいたら、どんな顔するやろうなぁ♪」

……嗜虐的な笑顔を浮かべている月詠の顔を、殴りたくて仕方ない。
だけど駄目。
我慢しないと。
どんな目にあっているか全員を確認するまでは我慢しないと。

「そんな顔しないでも大丈夫だよ。彼女のアーティファクトは、なかなか使えそうだからね。殺しはしないよ」
「……殺しはしない……命だけは助ける……心が壊れても構わないってこと?」
「当然やんか。まさか心までサポートせぇとか寝ぼけたこと言わんよなぁ? あんたらはウチらに負けたんやから、たとえ殺されても文句を言えへん立場なんやで?」

あきれたように笑う月詠の言葉に、唇を噛みしめる。
……反論できない。
確かに私たちは負けた。
私が捕まってなかったら勝てたかも……そんな想像が空しくなるくらいの完敗。
死んだ人も石化された人も、1人もいないんだから。

「……いいよ……先生なら……中に……。あ゛あ゛っ……! 熱い……先生の……精液……」
「あーあーあんなに精液ぶちまけられて。危険日やったら完璧にできてもうとるなぁ」
「ツクヨミさん。彼女のところに案内して」
「彼女? 誰ですか?」
「君の恋人だよ。神鳴流の剣士」
「~~~~~~!?」

フェイトの言葉を聞いた月詠は急に立ち止まったかと思うと、リンゴのように顔を紅潮させた。
まるで恋する乙女みたいな表情。
……何……?
あまりの豹変ぶりに固まる私。
フェイトも心なしか動揺しているように見える。
いつも無表情なのに。

「い、いややわ~~フェイトはん! センパイがウチの、こ、こ、こここ、恋人て……!」
「……痛いよ、ツクヨミさん。そんなに背中たたかないで」





「うふふふふ……センパイ、だいぶ気持ちええみたいですな♪」
「……や……やめろ……月詠……さわ、るな……ん゛あ゛あ゛っ……!」

刹那さんが閉じこめられていた部屋は、千雨ちゃんが閉じ込められていた部屋と同じような、どの家にも存在する普通の部屋だった。
てっきり刹那さんの力を封じるような特殊な部屋だと思っていたから意外。
だけど今、刹那さんが月詠にいいように嬲られているのを見ると、刹那さんの身体そのものに何か仕こんであるのかもしれない。

「意外に鋭いね、神楽坂明日菜。正解だよ。ある植物が彼女の体内に埋められている」
「……あ、ある植物って何よ?」

わたしの問いをフェイトは無視する。
……無視するくらいなら中途半端に教えるな!

「かわええな~~センパイ。ホントかわええわ~~。ウチはセンパイに出会うために生まれてきたと思いますわ~~」
「……や……やめろ……胸に、さわるな……! う゛ぅう゛っ……出る……っ! 出るぅっ……!」

ビュルビュルビュル……!

……な……何……!?
月詠に胸を揉まれていた刹那さんが絶叫したと思ったら、胸から何か噴き出した。
あれ……母乳?
何で?
母乳なんて子ども、いないと……。
まさか……刹那さん……!?

「彼女は妊娠してないよ。アレが出るようになったのはツクヨミさんの趣味だ」
「……そ……そうなの……。よかった……」
「まあ彼女には遠からず出産してもらう事になるだろうけどね。彼女ほど優秀な母体なら、かなり子に期待できる」
「なっ……女の子を何だと思ってるのよ!?」





「うふふふふ……ネギ君、かわええなぁ。胸いじられて女の子みたいな声を出して。お尻も感じそうやなあ」
「……このか……さ、ん……正気にもど……んむっ!?」
「こっこのか! 何キスしてんのよ!? あたしが今してるんだから、あっちで見てなさいよ!」
「いけず言うたら嫌やわあ、アーニャちゃん。アーニャちゃんだってウチがネギ君としとる時、キスしとったやん。舌まで入れる熱~~いキス♪」

ネギの部屋では、ネギがアーニャちゃん、このかを抱かれていた。
……ネギが抱かれていた、に訂正した方が正確かも。
ネギの上で激しく動くアーニャちゃん。
一方このかはネギにディープキスして唾液も飲ませてる。
二人に共通しているのは、瞳が酷く濁っていること。

「……催眠術……?」
「似たようなものだね。彼女たちのネギ君に対する愛情を、少し歪んだ方向に誘導した。二人とも拍子抜けするほど簡単にかかってくれたよ」
「センパイほどじゃないけど、ネギ君もかわええなぁ♪ ウチ、ネギ君になら1回くらい抱かれても構わへんわ」

舌なめずりしながら、熱い視線をネギに向ける月詠。
……何なのよ、こいつ!
刹那さんが好きな同性愛者(偏執狂)じゃないの?
ネギをそんな目で見ないでよ。
ネギが汚れるわ!

「神楽坂明日菜。そう考えるのは無理ないし、僕も少しは同意するけど、そんな目でツクヨミさんを見ない方がいい。しかし見られただけで怒るとは……本当にネギ君が好きなんだね」
「……べ、別に好きじゃないわよ。誤解しないで。大事なパートナーが変人に目をつけられるのが嫌なだけ」
「変人は酷いわぁ。ウチは誰かさんとちごて、自分に素直なだけです。あ。『大事なパートナー』が限界みたいやね。あーあー……あんなに腰を振って……天才魔法少年も、ああなるとカワイイもんですなぁ」

わたしはネギの方を見なかった。
声や音で何がどうなってるか大体わかるから。
……ネギが私以外でイクところを、絶対に見たくなかったから。
ふふふ……あたしってこんなにネギが好きだったんだ。
もっと早く自覚して、ネギに告白して、そういう関係になれば良かった。

「今からでも遅くないと思うよ?」
「……アンタたちの前でネギとして、ネギの子を産めって言うの? お断りよ。そんなの完全にモルモットじゃない」
「理解してないのかい? これから君たちが生きるのはモルモットの道だ。早く人間の誇りとか面倒なものは、捨てた方がいいよ」

……本気で同情してるわね、こいつ。
ものすごくムカつく。
思いっきり罵倒される方がまだマシだわ。
勝ち誇っちゃって。
何とか一泡ふかせられないかしら?

「……馬鹿なことは考えない方がいい。君やネギ君は貴重だから殺さないけれど、他の子たちは殺しても別に構わないんだから」

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